翔野と一旦‘距離を置く’ことにした私は、
改めて神坂先生と翔野について考えることにした。
といっても、もう受験まで10日もなく、
朝から夜まで勉強という生活を送っていたから
お風呂にゆっくり入っている時とか、
布団に入ってもう寝ようと言う時に不図考えるだけだった。
ただ、短くても、そういうことを考える時間は
私にとって息抜きになったようで。
翔野や神坂先生のことを考えていると
心が少しずつあたたまっていくような気がした。
ただ、神坂先生への気持ちが何かと考えた時に、
私は明確な答えを見つけることが出来なかった。
恋なのか愛なのか
尊敬なのか憧れなのか
そのどれでもあるようで
そのどれでもないような気がした。
私は明確な答えを求めようとはしなかった。
はっきりとした答えに辿り着けるとも思わなかったからだ。
ただ、ひとつだけ、決めたことがあった。
それは、自分の思っていることをありのまま
神坂先生に伝えようということ。