もうそろそろ冬休みが終わるというその時、
中学3年生だけは早めに召集されて、
診断テストを受けなければならなかった。
診断テストとは、県内一斉に、
県内の中学生に対して行われる試験だ。
中1や中2の頃は2月に一度あるだけだが、
中3になると2か月に一回のペースであった。
この5回目の診断が終わっても、
あと2回総合診断テストが残っている。
この時、私はいつものように冷静に試験に臨んだ。
奢り高ぶりなどなかった。出来ることをするだけだった。
なのに…結果は、点数は伸びなかった。
それどころか、下がった。
そして順位は2位だった。
聡子に抜かれたのだ。
このテストは、5回目が一番、
伸びが出る時だと言われていた。
しかし、私は伸びなかった…。
哀しくて悲しくて悔しくて…仕方がなかったのを覚えている。
私は完璧な人間ではない。
そのことが分かっているからこそ、
今まで努力をしてきたのに。
どうしてこんなところで、
努力に裏切られなければいけないのだ。
涙が出そうだった。