久々の部活はとても楽しかった。


後輩との紅白戦は…勿論勝った。

けれどもかなりぎりぎりの勝利だったから、危なかった。


あとは後輩先輩関係なく別れて

5回までの試合を3試合ほどこなした。


それでいつの間にか13時が来ていたのを

校舎の時計で見たことを覚えている。


お昼ご飯を、神坂先生が学校の近くのうどん屋さんで

おごってくれるということになったが、


私は弁当を持ってきていて、

塾に行って食べるつもりだったので、断った。



そのうどん屋さんの近くまで一緒に行き、

皆が入ったのを見届けて去ろうとした時、


神坂先生に声をかけられた。


「榛名さん…


 君はやっぱり…おれのこと…

 何とも思ってない…?」



「え…」



「嫌…いいんだ…

 別にそれが普通だろうから…


 すまない、まぁ勉強頑張ってな」


そう言って、私の答えを待たずに

神坂先生はうどん屋に入って行った。


取り残された私は、ただひとつのことだけを想っていた。



今、私、先生に、

‘好きかも知れない’って言おうとした…?


と。