期末テストが7月の初めに終わったため、
あとは夏休みまで、市総体に向かって練習するのみだった。
市総体で3位までに入れれば、
その次の次の週に行われる県総体に出られる。
私たちはそれを狙っていた。
正直、優勝校はもう決まっているようなものだった。
もう何年もそこが優勝をかっさらっている。
公立の中学だが、練習量も設備も全く違うし、
全国大会などに出場しているから経験も豊富だ。
ただ、今回のトーナメントでは決勝に出ない限り、
そことは当たらない。
油断さえしなければ、1,2回戦は余裕で勝てる。
そして油断さえしなければ、
準優勝以上いけるという対戦の組み方に、
みんなの士気は上がっていた。
それに、神坂先生からの言葉も手伝って
みんな優勝する気満々でいた。
神坂先生は、対戦相手が分かった時、
練習の前にみんなを集めて、諭すように話してくれた。
自分の経験を交えて。