6月の半ば、修学旅行があった。


行先は沖縄。


中学3年生の旅行だから、半分は勉強がメイン。

でも、第二次世界大戦に興味があった私には

そんなことは苦にもならなかった。


大抵はグループでの活動だったが、

私の率いる班は大人しい子がそろっていたので、

気を張る必要はなかった。


大まかなスケジュールとしては、

1日目の昼頃に那覇空港に着き、そのまま戦争に関係ある地を回った。

次の日の午前中は戦争体験者の話を聞き、

午後はグループで自由行動した。


3日目はもうほとんど自由で、

海で泳ぐ人、美海水族館へ行く人、万座毛へ行く人

買い物する人等々…


ばらばらだった。


4日目は、さとうきび畑での体験をし、

昼過ぎには沖縄を出発した。



1日目はこれといって問題もなく終わった。


戦争についての意見を、夜の晩ご飯のあとでグループごとに纏め、

班長会で発表しなければならなかったが、


皆きちんと良い感想を言ってくれたので、

慌てることもなかった。



その日は、神坂先生とは、

班長会の帰りにホテルのロビーで会って、


「おやすみなさい」


と言い合っただけだった。