給食当番や掃除当番も決め終わったあと、

柴川先生が少し話をして、丁度、チャイムが鳴った。



明日からまた、給食が始まるが、

今日は午前中授業。



しかし、私は、13時から部活があったため、

弁当を持って来ていた。



同じ部活の友達4人と合流して、

3-4の教室で弁当を食べる許可を取り、陣取った。


話題は専ら、「神坂先生」のことだった。




「今日から新しい先生来るんやんね!

どんな人なんやろ?」



「あ、あたし、さっきすれちがったよ!

 結構若くて、格好良かった!」



「ホンマに?体育館ではよう見えんかってん」





各人が思い思いに発言する。



勿論、それと比例して、弁当の中身も減っていく。

喋りながら食べることなんて、造作もないことなのだ。




「キャープテーン!だいじょうぶー?」



この言葉は誰が発したのだろう?

私はいつの間にか、ボーっとしていたようだ。



「結木は、何か神坂先生情報ないのー?」



「そうだよーキャプテンなんだから

 何か話した?」


質問攻めに、あう。



「話してないよ

 だって、今日見たのが初めてだし

 春休み中の部活にも来てないやん」



「そーやね、じゃあ今日が初めてかぁ」




他のメンバーたちは、

神坂先生と会いまみえることを

とても楽しみにしていたようだったが、



そんな会話を聞けば聞くほど、

私は冷めていった。


いや、心のどこかでは、最初から


冷めた気持ちが

あったのかもしれない。




まだ会ってもないのに、話してもないのに

「冷める」なんて変かもしれないが…。


本当に、その表現がぴったりときたんだ。