委員や係が決まったあと、柴川先生は、
それぞれの委員の集まる教室と担当教員を
メモするよう言った。
「学級委員は…集まる場所は図書室、担当は賀川先生だな
保健委員は、2年1組の教室、担当は境先生
…で、次は…風紀委員は、3年5組の教室、
担当は、神坂先生…」
担当教員の名前を聞いたその瞬間から、
私の耳にはもう、先生の言葉は届かなくなった。
コウサカセンセイ…。
ただ、その時は、彼を
「変に」意識することはなかった。
ただ、
‘縁があるなぁ’
と思っただけだった。
部活の顧問であり、
社会の担当であり、
委員会の担当でもある…。
‘良い人だといいなぁ・・・’
と思いつつ私は、
まだ顔もはっきりと分かっていないその人のことを
考えていた。
その日の午後、
部活がある予定だったので、
神坂先生がどのような人なのかということを
確かめるのを、楽しみにしながら。