「君たちに、これから持って来てほしいものは
クラス便りの方に書いてあるから、確かめてくれ」
柴川先生の一言で、私は我に返った。
プリントから指を離し、
持ってこなければならないものの欄を、確認する。
雑巾2枚、春休みの宿題、
配布プリントに必要事項を記入…等々
「確認したかー?
したら次は、学年便りを見てくれ
予定表を見てくれたら分かるが、
今月半ばに健康診断があるだろ?
このプリントは、それまでに持ってくるように」
柴川先生が、1枚のプリントを、
みんなに見せながら説明する。
そんな感じの、配布されたものに対する説明が、
一通り終わったあと、
委員や係を決める時間に移った。
委員と係、どちらの方が楽かと言えば、
断然、「係」だ。
委員は2週間に1回、委員会があるし、
クラス内でも学校内でも、活動しなければならないことがある。
その委員会の代表になれば、月に一度行われる、
代表委員会にも出なければならない。
一方、係はと言えば、それぞれの教科別に存在していて、
例えば、「国語係」になった場合、その教科担当の先生に、
「次の授業で必要なもの」を聞き、
帰りのホームルームで皆に伝達すればよいだけだった。
学年の初めということで、
普段は投票で選ばれる学級委員を、
今回は先生が指名したあと、
他の委員と係については、人気のあるところは、
ジャンケンや話し合いをして決めていたが、
風紀委員は、丁度、男女2人が手を挙げたので、
スッと決まった。
風紀委員は、今まで何度かしたことがあって、
意外と楽だってことを知っていたから、
すぐに決まって、正直ラッキーだった。