僕が高校に入りたてのこと
中学の頃同じ部活だった別の中学出身の奴(以下M)がいきなり
「おい、お前ギター弾けるんか?」
と言ってきた。
うちにある親父のフォークギターでCのコードが弾けるようになったばかりの僕は
自信満々に
「おお!!弾けるよ!!」と言った。
するとMは
「俺バンド組もうと思ってるんだけどお前もやらん?」
と言ってきた。
バンドか!楽しそうだけど俺にできるんかな??エアーギターなら得意だけど(笑)
「メンバーは誰がおるん?」
僕がMに聞くと
「俺がギターで F(Mの友達)がボーカル」
「え?お前ギター?僕は??」
「お前もギター。難しいところは俺が弾くけえ」
カチーン。俺だって練習すれば難しいところも弾けるようになるわ!
と思ったけど。
なんかギター二人だと喧嘩になりそうだから別の楽器やろっかな。
ドラムはむずかしそうだからなあ。
となると後はベースか。って感じに自然に流れはベースに。。
僕は小さい頃からアイドルの歌とかを口ずさむとき、
なぜかボーカルの部分じゃなくベースラインを口ずさむという、ものすごく変な癖を持っていた。
それがベースの音だとは知らずに。。
おそらくそれだけ魅力的な音だったんだろう。
「俺、ギターじゃなくてベースやるわ!」
こうして、ベーシスト神田智行が誕生した!!
後になって考えてみると、バンドのメンバーと喧嘩になることを避けて別の楽器を選んだってところがベーシストらしいといえばらしいのかもと思えたりして。
その後、チューニングができない。弦が太くておさえた指が痛い。といった数々の困難が僕を待ち受けているのだった。。。
※僕のバンドth-emのホームページで僕らの曲が無料でダウンロードできます!プロフィールにあるURLから行けますのでぜひ聞いてみてください♪