以下産経新聞より抜粋。
裁判員制度、第一歩 候補者に名簿記載通知を発送
裁判員制度、事実上の第一歩-。最高裁は28日、来年5月スタートの裁判員制度で、裁判員候補者の名簿に記載されたことを知らせる通知を発送した。通知は名簿に載った全国約29万5000人に封筒で届けられる。
今回通知が届かなければ、原則として来年中は裁判員に選ばれない。通知は29日から届きはじめ、12月1日にはほとんどの地域に配達される見込み。
裁判員候補者名簿は、市区町村の選挙管理委員会が選挙人名簿からくじで選んだ「候補者リスト」をもとに各地方裁判所が作成。
この日発送された通知書は、この名簿に載り、裁判員に選ばれる可能性があることを知らせることが目的。
封筒には、裁判員になれない職業に就いていないかなどを尋ねる「調査票」と回答するためのマークシート、裁判員制度を紹介する漫画の小冊子、、パンフレットが同封されている。
通知を受け取った段階ではまだ裁判員になると決まったわけではなく、あくまでも「候補者」。
しかし、個人を特定できるかたちで候補者になったことを不特定多数に向けて公にしてはならないなど、守秘義務は課せられる。
通知に同封された調査票には、自衛官や警察職員といった裁判員になれない職業に就いていないか、70歳以上や学生、病気やケガといった理由で辞退を申し立てるかどうかを尋ねるもの。
仕事の都合や出産、介護のために裁判員になることが難しい特定の月がある場合も申告できる。回答の期限は12月半ば。
裁判員になるのに差し支えがなければ回答する必要はない。
以下次に続く。