やせっぽちのヒロシのブログ -29ページ目

やせっぽちのヒロシのブログ

音楽とお酒が大好きです。
趣味は国際交流?(笑)。

9月後半はピーター・バラカンさんのおかげもあって、音楽映画がやたらと多くなってしまいました。

 

 

メイヴィス・ステイプルズ ゴスペル・ソウルの⼥王

Mavis!

2015年/ 81分/アメリカ
監督:ジェシカ・エドワーズ 出演:メイヴィス・ステイプルズ、ジェフ・トゥウィーディ、ボニー・レイト、ボブ・デ ィラン
© Film First

86歳でまだ現役のメイヴィスは70年以上の芸歴を誇る世界の⼈間国宝のような⼈です。若きボブ・ディランにプロポー ズされ、ステイプル・シンガーズのリード・ヴォーカルとして「リスペクト・ユアセルフ」などのメッセージ・ソウルの 名曲をヒットさせた後、ソロ活動でも常に⼼に響く歌を歌い続けています。(以上、ホームページより)

 

☆今年久しぶりの来日公演も行なっているメイヴィス・ステイプルズ、私は20年ほど前に観た際の印象があまり良くなかったため、年齢的にも80歳を超えていますしもう期待はできないだろうとパスしてしまいましたが、かなり良いライヴだったそうで、見逃したことを後悔していますが、この10年前のドキュメンタリーも彼女の歌への確固たる姿勢が伝わってきてとても感動的です。ステイプル・シンガーズ時代の貴重な映像も沢山観ることが出来、満足な内容でした。

 

七転八起の歌手 バーバラ・デイン

The 9 Lives of Barbara Dane

2023年/107分/アメリカ
監督:モーリーン・ゴスリング 出演:バーバラ・デイン、ボニー・レイト、ジェイン・フォンダ、ルイ・アームストロング

1950年代からフォーク、ブルーズ、ジャズを本格的に歌いながら様々な社会活動も続けてきたバーバラ・デインは現在97歳(※)です。ルイ・アームストロングからもボブ・ディランからも絶賛された彼女の妥協のないユニークな人生を追った素晴らしいドキュメンタリーです。※2024年10月20日に97歳で亡くなりました。(以上、ホームページより)

 

☆昨年感銘を受けたバーバラ・デインのドキュメンタリー映画を今年も鑑賞。

彼女は残念ながら昨年の上映後間もなく亡くなってしまいましたが、彼女の生き様は何度観ても賞賛に値すると思います。

上映終了後ピーター・バラカンさんのトークショーがありました。

初上映の昨年とはトランプの再選に伴いアメリカの状況が大きく変わってしまったことでの危機感などを語っておられ、だからこそ意義のある再上映でした。

 

マリアンヌ・フェイスフル 波乱を越えて

Faithfull

2017年/61分/フランス
監督:サンドリーヌ・ボネール 出演:マリアンヌ・フェイスフル、アンドルー・ルーグ・オールダム、ミック・ジャガ ー
© ARTE France ‒ Cinétévé ‒ Babylon Irie ‒ NTR • 2017

今年78歳で亡くなったマリアンヌは60年代にアイドルのような感じでデビュー、ミック・ジャガーとの恋愛を経て⼀度 ドラッグにおぼれ、70年代末に別⼈のような復帰で喝采を浴びました。サンドリーヌ・ボネール監督に⼼の内を率直に語る彼⼥の話から、時代と共に変わる⼥性像も浮かび上がります。(以上、ホームページより)

 

☆1970年代末の復帰からはほぼリアルタイムで聴いていましたし、90年代の2度の来日公演観ていましたが、逆に60年代の彼女については原体験がなかったので、興味深く観ることが出来ました。元々は名門貴族の血を引くお嬢様だった彼女が激動の時代の中次第にスキャンダルまみれになっていった訳ですが、短い時間の中で彼女の人生が自身の口から簡潔にまとめられていたように思いました。

 

ジャニス・イアン 沈黙を破る

Janis Ian:Breaking Silence

2024年/114分/アメリカ
監督:ヴァルダ・バー・カー 出演:ジャニス・イアン、ジョーン・バエズ、アーロ・ガスリー、リリー・トムリン
© Wild Rose Pictures

1975年の「At Seventeen」というヒット曲で知られる社会派シンガー・ソングライター、ジャニス・イアンが今も続く活 動を振り返るドキュメンタリー。あの曲で淡々と語られる仲間はずれの⼥⼦⾼⽣の⼼の痛みは、50年後のSNS の時代で社会問題化している様⼦を思わせます。タイトルは彼⼥がカミング・アウトしたことを指します。(以上、ホームページより)

 

☆特に内容に期待していた訳ではなかったのですが、これもまた素晴らしいドキュメンタリー映画で、初めの30分くらいは彼女が注目を浴びるきっかけとなった「ソサエティーズ・チャイルド」にまつわるエピソードが続きますが、それだけ衝撃の大きな歌だったのでしょう。そして50年も彼女の音楽を聴いていたのに彼女の置かれていた状況などを何も知らなかったことを思い知らされましたし、バーバラ・デインとはまた別の意味で、抑圧や偏見・差別と闘って…というよりはモロに差別される側に居て、その中で自身の表現やアイデンティティーを模索し続けた人であったことを改めて認識しました。

 

ルイジアナピリ⾟ クリフトン・シュニアの世界

Hot Pepper

1973年/54分/アメリカ
監督:レス・ブランク 出演:クリフトン・シュニア、クリーブランド・シュニア、ロバート・セイント・ジュリアン
© 1973 Les Blank, Flower Films

この1973年の作品でレス・ブランクが描いているのはルイジアナ州南⻄部を中⼼に活動した「ザイデコの帝王」クリフト ン・シュニア。今年で⽣誕100年の彼がアコーディオンを弾いて繰り広げたフランス語によるブルーズのようなゴキゲン なダンス・ミュージックは残暑を吹き⾶ばす無敵のものです。(以上、ホームページより)

 

テックス・メックス アコーディオン天国

Chulas Fronteras

1976年/59分/アメリカ 監督:レス・ブランク 出演:フラコ・ヒメネス、ロス・アレグレス・デ・テラン、リディア・メンドーサ
© 1976 Brazos Films, Chris Strachwitz, Les Blank
© 2018 Brazos Films, Chris Strachwitz, Les Blank Films Inc.

先⽇亡くなったフラコ・ヒメネスの死ぬほどカッコいい演奏を筆頭に、ノルテニョとかコンフントとも呼ばれる、アコー ディオンをリード楽器にしたメクシコ系テクサスのダンス⾳楽はアメリカ南⻄部の⼤事な⽂化遺産です。その主要な演奏者たちの姿をとらえた貴重なドキュメンタリー、こちらもレス・ブランク、1976年の作品。(以上、ホームページより)

 

☆こちらは豪華二本立てです。ルイジアナのザディコとテキサスのテックス・メックスという二つの音楽に関するドキュメンタリーで、どちらもレス・ブランクが監督で、1本目では最近ローリング・ストーンズらによるトリビュート・アルバムも出たクリフトン・シェニエの在し日の演奏もフィーチャーされ、2本目は先ごろ亡くなったフラコ・ヒメネスの元気いっぱいの姿は勿論、サンチャゴ・ヒメネスの演奏シーンまであるのが素晴らしく、2本目は製作にアーフリー・レコードのクリス・ストラクウィッツ関わっていることもあり、文化や背景を踏まえつつ、あくまでもしっかり音楽を聞かせてくれる作りになっていたのも流石です。

 

「そこのみにて光輝く」「きみはいい子」の監督・呉美保と脚本家・高田亮が3度目のタッグを組み、現代を生きる子どもたちの日常を生き生きと描いた人間ドラマ。
10歳の小学4年生・上田唯士は両親と3人家族で、おなかが空いたらごはんを食べる、ごくふつうの男の子。最近は、同じクラスの三宅心愛のことが気になっている。環境問題に高い意識を持ち、大人にも物怖じせず声をあげる心愛に近づこうと奮闘する唯士だったが、彼女はクラスの問題児・橋本陽斗にひかれている様子。そんな3人が心愛の提案で始めた“環境活動”は、次第に親たちも巻き込む大騒動へと発展していく。
「LOVE LIFE」「ちひろさん」などに出演する嶋田鉄太が主人公・唯士、本格的な演技は本作が初となる瑠璃が心愛、ドラマ「3000万」の味元耀大が陽斗を演じた。クラスメイト役にはオーディションで選ばれた子どもたちを起用し、ワークショップを通して共通の時を過ごしながら、呉監督とともにそれぞれのキャラクターをつくりあげた。脇を固める大人のキャストとして、唯士の母・恵子役で蒼井優、担任教師・浅井役で風間俊介、心愛の母・冬役で瀧内公美が出演。

2025年製作/96分/G/日本
配給:murmur
劇場公開日:2025年9月5日(以上、映画ドットコムより)

 

☆特に期待していた訳ではなかったのですが、凄く面白かったです。

ちょっと背伸びして環境問題を語る女の子に恋をして彼女に近づくために自分もそうしたことに関心を示し気を引こうなんていうところ、「あるある」なんて微笑ましく思いながら観ていました。

3人の親の人物描写は極端すぎるような気がしましたが、子供たちの絡みなどはとてもリアリティがあったように思います。個人的には主役が憧れる女の子よりも長峰くみちゃんの方に惹かれてしまいました^^;

 

映画音楽の巨匠ミシェル・ルグランの軌跡と、人生最後の公演の舞台裏を追ったドキュメンタリー。
フランスが生んだ偉大なジャズミュージシャンにして唯一無二の作曲家、ミシェル・ルグラン。2019年1月26日に他界するまでの75年の音楽人生のなかで、「シェルブールの雨傘」「ロシュフォールの恋人たち」といったジャック・ドゥミ監督とのコンビで名作を生み、「華麗なる賭け」などハリウッドでも活躍した。本作ではルグランの軌跡をたどるとともに、彼にとって人生最後の公演となった18年12月のフィルハーモニー・ド・パリでのコンサートの舞台裏に密着。晩年の姿を映し出すほか、スティングやクロード・ルルーシュら45名以上の音楽家や映画監督、ルグランの家族へのインタビューを交え、自他ともに一切の妥協を許さない厳格な姿勢、栄光の裏に隠された挫折と苦悩など、ルグランの知られざる素顔を余すことなく描き出す。
さらに、ルグランが携わった30作以上の映画の名場面や、16ミリカメラで撮影された若き日のルグランの映像など個人的アーカイブも多数収録。

2024年製作/109分/G/フランス
原題または英題:Il était une fois Michel Legrand
配給:アンプラグド
劇場公開日:2025年9月19日(以上、映画ドットコムより)

 

☆2024年の作品ですが、おそらく生前から企画されていたのではないかと思えるくらいに本人の映像やコメントもふんだんに出てきますし、彼の生い立ちから晩年の活動までが丹念に紹介されて、その奇才ぶりもたっぷり知ることが出来ますし、ドキュメンタリーとしてとてもよくまとまった映画だと思います。

そして改めて彼の遺した素晴らしい楽曲の数々を堪能しました。クラシックだけではなくジャズの影響もかなり強いところがこの人の持ち味でもあった訳ですね。

 

イギリスの作家デイジー・ジョンソンによる同名長編小説を原作に、15歳の少女の視点を通して姉妹のいびつな絆を描いたドラマ。

わずか10カ月違いで生まれ、幼い頃から常に一心同体だった姉妹セプテンバーとジュライ。我の強い姉と内気な妹は支配関係にありながら、お互いのほかには誰も必要としないほど強い絆で結ばれている。ふたりは時折、「セプテンバーの指示にジュライが従い、命令どおりにできなければジュライは命をひとつなくしてしまう」というゲームに興じていた。姉妹は学校で起きた事件をきっかけに、母シーラに連れられてアイルランドの海辺近くにある亡父の家「セトルハウス」に引っ越す。新しい生活のなかで、ジュライはセプテンバーとの関係が変化しはじめていることに気づく。ただの戯れだったはずの命令ゲームは次第に緊張感を増し、外界と隔絶された家の中には不穏な空気が漂うようになる。
「ロブスター」「ビフォア・ミッドナイト」など俳優としても活躍し、ヨルゴス・ランティモス監督の公私にわたるパートナーとしても知られるアリアン・ラベドが長編初監督を務めた。

2024年製作/100分/PG12/アイルランド・イギリス・ドイツ合作
原題または英題:September Says
配給:SUNDAE
劇場公開日:2025年9月5日(以上、映画ドットコムより)

 

☆これは予想以上におぞましいというか怖い映画でした。外では常に妹ジュライを守り続ける姉のセプテンバー、しかしその内側では主従関係がはっきりしていて、それも次第に姉の呪縛が強くなっていくと思いきや、終盤で予想外のどんでん返しが...その辺、ストーリーは全く違うけれども、その少し前に観た邦画の「遠い山なみの光」にも似たパラドックス的な意外性を感じました。

 

ベストセラー作家や図書館司書という経歴を持つノルウェーのダーグ・ヨハン・ハウゲルード監督が、女性教師に恋をした少女の赤裸々な手記をめぐり、異なる価値観を持つ3世代の女性たちの物語を描いたドラマ。ノルウェーの首都オスロを舞台に「恋」「愛」「性」にまつわる3つの風景をつづる、ハウゲルード監督によるトリロジーの第3作で、2025年・第75回ベルリン国際映画祭にて、ノルウェー映画として初めて最高賞の金熊賞を受賞した。
女性教師のヨハンナに初めての恋をした17歳のヨハンネは、恋焦がれる思いや高揚感を手記にしたためる。自らの気持ちを誰かに共有しようと詩人の祖母に手記を見せるヨハンナだったが、事態はそこから思わぬ方向へと展開してしまう。祖母は孫の手記に自らの女性としての戦いの歴史を思い起こし、母は“同性愛の目覚めを記したフェミニズム小説”として現代的な価値観にあてはめようとする。
2025年9月、特集上映「オスロ、3つの愛の風景」にて、トリロジーの前2作「SEX」「LOVE」とともに劇場公開。

2024年製作/110分/G/ノルウェー
原題または英題:Drømmer
配給:ビターズ・エンド
劇場公開日:2025年9月5日(以上、映画ドットコムより)

 

☆トリロジーということで本来なら3作全てを観るべきなのでしょうけれども、この時期観たい映画がいくつもあったもので、とりあえず一番興味のある作品を観ることにしました。女性教師への想いからそのやりとりの高揚感を手記にしたためるようになったものの、それが事実なのか本人の思い込みの妄想を含んでいるのか、ちょっとぼかした感じで進行していくストーリーの中で母や祖母の欲目というか皮算用的な会話がまた面白く、その後に待ち受ける現実(なのかな?、一応)から、主人公の気持ちの中ではとても魅力的に思えた女性教師も何だかその輝きが無くなってしまったように見えたのが不思議でした。

 

「ザ・ビートルズ」を世界的な成功に導いたマネージャー、ブライアン・エプスタインの実話を描いた伝記ドラマ。マネージャーとして辣腕を振るう一方で、業務過多や自身がゲイであることによる偏見などに苦しみ、やがて薬物に依存するようになっていく姿を通して、エプスタインの短くも濃厚な半生と、世界的バンドの知られざる内幕を描き出す。
1959年、イギリスのリバプール。ユダヤ系家庭に生まれ育ったブライアン・エプスタインは、家業の家具店で忙しい毎日を送っていた。熱心に働くブライアンのおかげで家具店は繁盛し、若者文化の広がりを見越して新たに始めたレコードショップも評判になる。1961年11月、ドイツ・ハンブルクで発売された1枚のレコードが話題を集めていると知ったブライアンは、そのバンドが出演する地下クラブ「キャヴァーン」を訪れる。その4人組バンドは、地元リバプールで結成された、無名に近い20代そこそこの若者たちだった。そのサウンドに魅了されたブライアンは、彼らを世に出したいと考え、家業の傍らバンドのマネージメントを手がけることを決意。彼らの初代マネージャーから権利を譲り受けると、早速メジャーデビューのためのレーベルを探し始めるが……。
ブライアン役は「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」などに出演した新進俳優ジェイコブ・フォーチュン=ロイド。ブライアンを支える両親役で、エディ・マーサンとエミリー・ワトソンという名優が脇を固める。

2024年製作/112分/PG12/イギリス
原題または英題:Midas Man
配給:ロングライド
劇場公開日:2025年9月26日(以上、映画ドットコムより)

 

☆まぁ、それなりに面白くはありましたけれど、この映画に限らずこうした伝記物は多くのエピソードを端折りがちなこともあり、更にはドラマ性も要求されるからかジェンダー的なところもやたら強調されてしまうことも多々あるので好きになれません。この映画もどうもそうした部分が目立ってしまったように思います。もっと彼の実務的な部分を見たかったです。個人的にはビートルズのメンバーそれぞれが容姿も含めてかなりそれっぽく描かれていたのがツボでした。

 

ブリティッシュ・ロックの黄金期を牽引したバンド「ザ・フー」の全盛期をとらえた音楽ドキュメンタリー。
1964年のデビューから78年までの代表曲のライブパフォーマンスを中心に、プロモーションフィルムやインタビュー映像、さらに32歳で夭逝した伝説的ドラマー、キース・ムーンが亡くなる約3カ月前の78年5月にシェパートン・スタジオで撮影された最後のパフォーマンスも収録。本国イギリスではキース・ムーン死後の79年、ザ・フーのアルバム「四重人格」を原作とする映画「さらば青春の光」と同時公開された。メンバーのジョン・エントウィッスルが音楽監督を務めた。
日本では長らく未公開のままだったが、2025年9月に全曲歌詞字幕付きのHDレストア版にて劇場初公開。

1979年製作/110分/イギリス
原題または英題:The Kids Are Alright
配給:オンリー・ハーツ
劇場公開日:2025年9月26日(以上、映画ドットコムより)

 

☆ホームビデオの黎明期からソフトで販売されていた名作で、意外にも日本では劇場初公開とのことですが、前月に素晴らしいライヴ・パフォーマンスの映画を観たばかりでしたので、45年あまり前に作られたドキュメンタリーの雑な編集ぶりにはちょっとガッカリで、かなり画質の悪い映像もあったりすることもあり、まるで昔西新宿で売られていた寄せ集めのブートレッグを大きなスクリーンで見ているかのような感じがしてしまいました。勿論これは今の視点であり、45年前にこうした形で観ていたら、さぞかし感激したであろうと思います。ファンの皆さん、ごめんなさい。

 

「オーシャンズ」シリーズのスティーブン・ソダーバーグ監督と「ミッション:インポッシブル」の脚本家デビッド・コープがタッグを組み、エリート諜報員と二重スパイが最重要機密をめぐり繰り広げる頭脳戦を描いたミステリーサスペンス。
イギリスの国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)のエリート諜報員ジョージは、世界を揺るがす不正プログラム「セヴェルス」を盗み出した組織内部の裏切り者を見つける極秘任務に乗り出す。容疑者は諜報員のフレディ、ジミー、情報分析官のクラリサ、局内カウンセラーのゾーイ、そしてジョージの愛妻である凄腕諜報員キャスリンの5人。ある夜、ジョージは裏切り者の動向を探るべく、容疑者全員をディナーに招待する。食事に仕込まれた薬とアルコールの効果で、容疑者たちの意外な関係性が浮かび上がるなか、ジョージは彼らにあるゲームを仕掛ける。
諜報員ジョージをマイケル・ファスベンダー、彼の妻で容疑者でもあるキャスリンをケイト・ブランシェット、4人の容疑者を「マッドマックス フュリオサ」のトム・バーク、「Back to Black エイミーのすべて」のマリサ・アベラ、「ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り」のレゲ=ジャン・ペイジ、「007」シリーズのナオミ・ハリスが演じた。

2025年製作/94分/G/アメリカ
原題または英題:Black Bag
配給:パルコ
劇場公開日:2025年9月26日(以上、映画ドットコムより)

 

☆内容的にはちょっと安っぽいサスペンスといった感じがしましたが、ケイト・ブランシェットの変わらぬ濃厚な色気と存在感にはクラクラ… はい、それを目当てに観に行ったに過ぎないので、それだけで充分に満足です(笑)。時間的にもあまり長めに作られてはいなかったので、退屈することもありませんでしたし。

ただ、正直言ってスクリーンで観るような類ではなく、日本の2時間ドラマ的な扱いで充分だと思います。あ、でもそれではケイト・ブランシェットの魅力を活かしきれないかな?(^^;

 

イギリスのロックバンド「レッド・ツェッペリン」のメンバーが初めて公認したドキュメンタリー。
ギターのジミー・ペイジ、ベース/キーボードのジョン・ポール・ジョーンズ、ドラムスのジョン・ボーナム、ボーカルのロバート・プラントによって1960年代末にイギリスで結成されたレッド・ツェッペリン。1969年リリースのデビューアルバム「レッド・ツェッペリン I」で世界を熱狂させ、約12年間の活動でロックシーンに革命を起こした。その知られざる起源をたどる本作では、1980年に32歳で急逝したジョン・ボーナムの未公開音声をはじめ、メンバーの家族写真やプライベート映像、初期のライブ映像など貴重なアーカイブ素材とともに、オリジナルメンバー自らがバンドの歴史を語る。演奏シーンを部分的ではなく1曲まるごと映し出すことで、当時のライブをリアルタイムで目撃したかのように体感できる。
音楽ドキュメンタリー「アメリカン・エピック」4部作のバーナード・マクマホンが監督を務めた。

2025年製作/122分/G/イギリス・アメリカ合作
原題または英題:Becoming Led Zeppelin
配給:ポニーキャニオン
劇場公開日:2025年9月26日(以上、映画ドットコムより)

 

☆先のザ・フーの見方が辛くなってしまったのは翌日にこの映画を観た影響もあったかもしれません。バンド結成前からセカンド・アルバムの発表までの彼らの歩みを膨大なアーカイヴス映像とそれにまつわるエピソードや思いを生存している3人のメンバーたち(随所に亡くなったボンゾの生前のコメントも含む)の証言で構成された素晴らしいドキュメンタリーでした。つまりは先の45年前の作品からそれだけロックのドキュメンタリー映画の手法が進歩し成熟したということなのだと思います。何せ元々それほど思い入れがあったわけではないので初めて知る事実も多くありましたが、中でも007の「ゴールド・フィンガー」でシャーリー・バッシーの歌った主題歌のバックにセッションマン時代のジミー・ペイジとジョン・ポール・ジョーンズが参加していたということには驚きました。

こうなるとやはりそれ以降を記録した続編を期待してしまいますが、その辺はこの数十年過去の遺産で食いつないでいるジミー・ペイジのことなので、抜け目なく用意していることと思います(笑)。