▼「鍵の束」としての辞書と索引
『辞書も決して其れを読むに悪い書物ではない。辞書には虚飾もなく、冗漫な説明もなく、示唆に富んでいる、―詩となり、歴史となり得る素材なのである。』
『辞典を「読む」方法は二つある。(1)目的の言葉(見出し語)の語釈だけでなく、使用例も含めて、その項をすべて読む、(2)目的とする見出し語の前後の見出し語と、その語釈も読んでみる。
わたしが「読み方」をこんなにも強調するのは、着想を得たり、考え方を広げたりするためのヒントを拾う方法の一つは、偶然の出会いを意図的に数多く作ることにあると考えるからだ。』
高校時代、校内に噂されている教頭先生がいました。彼は英語の辞書を丸ごと暗記していて、校内では「歩く辞典」と呼ばれていました。名前は思い出せませんが、背が高く、やせていて優しい人でした。英単語に関して質問すると必ず前後の言葉を含めて三つの単語を教えてくれた人でした。
デジタル時代になった今は辞書を引く人は少ないと思います。なぜならインターネットという膨大な情報を持っているデジタルエンサイクルペディアが存在するからでしょう。国語の辞書から外国語辞書や政治、経済、医学、IT情報など何でも探せる百科事典としてインターネットは活用されています。
『索引は、情報を求めるための手段であるだけではなくて、よく作られた索引は、それ自身が情報なのである。』
検索の方法も以前のようなHeirarchy構造の階層を考える必要がなく、平面的な考え方で情報にアクセスできる時代になっています。情報の関連性を自分で考えながら自分だけの情報構成図ができるようになりました。
ThinkWiseプランナーはマインドマップ機能で自分の情報構成を自由に描けるようにしています。そして情報の検索機能もマップの検索のほか、インターネット検索やスケジュール検索機能を備えていますので必要な時にすぐ探して活用できる環境を提供しています。詳細な使い方は下記の記事をご参照ください。