C. 作業の前後関係の整理
前回までは作業項目を洗い出し、その作業時間を見積もって設定しました。
今回はスケジュール作成の最後の段階として、作業の前後関係を整理します。
洗い出した作業すべてが同時並行でできればよいのですが、なかなかそうもいきません。例えば、「かまどの準備」が終わっていなければ、「野菜・肉を炒める」ことはできません。
このように、作業に前後関係がある場合、ThinkWiseプランナーでは「依存関係」機能で自動的に作業の前後関係が設定されるようにすることができます。
そのためにはまず、オプションの設定を確認します。「ファイル」タブから「オプション」を選択して「オプション」ダイアログボックスを開きます。「スケジュール」の「依存関係」で「従属関係の自動適用」がチェックされているかを確認します。
依存関係の「オプション」を確認しましたら「依存関係」の設定をします。「かまどの準備」と「野菜・肉を炒める」項目を例で設定して見ます。
「ツール」タブの「依存関係」ボタンを押して依存関係である項目を先に行うべき作業項目から順にクリックします。項目の選択が終わるとマップとガントチャートに依存関係が矢印で表示されることが確認できます。
すべての依存関係を設定すると下図のようになります。
ガントチャートにある該当スケジュールの右端をドラッグしてスケジュールを延ばしたり、スケジュールの真ん中をドラッグして移動しながら全体のスケジュールを確定します。そのとき、依存関係がある作業項目は自動的に作業の前後関係が設定されます。