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プロジェクトとは明確な目標と終了条件の期限が定められた仕事です。ThinkWiseプランナーはMS-Projectのようなプロジェクトマネージメントの専門ツールではありませんが、個人事業や中小企業の経営者の方には充分に使えるプロジェクトマネージメント機能を備えています。
ネット上で「プロジェクトマネージメント」を検索してみたら「新谷健司」さんの記事が目につきました。その内容を参考にしながらThinkWiseプランナーでのプロジェクトマネージメント機能を説明します。
数あるプロジェクトの中には、うまくいくプロジェクトもあれば、失敗するプロジェクトもあります。では、なぜそのような差が生まれるのでしょうか?原因にはいろいろな理由が挙げられますが、大きな理由の1つに「プロジェクトマネジメントがうまくいかなかった」という点が挙げられます。
プロジェクトマネジメントのスタンダードである「PMBOK(the Project Management Body Of Knowledge)」は、プロジェクトマネジメントを9つの仕事に定義しています。
- 時間管理(タイムマネジメント)
- リスク管理
- 品質管理
- コスト管理
- 統合管理
- コミュニケーション管理
- 人的資源管理(リソース管理)
- 調達管理
- スコープ管理
この定義の通り、プロジェクトマネージャーはいろいろな仕事をしなくてはなりません。そこで、ThinkWiseプランナーはプロジェクトマネージメントのための機能をいくつか用意しています。簡単な例からそれを説明します。
▼スケジュールの作成
プロジェクトの例えとして、家族で行ったキャンプでカレーを作ることを想定します。
後で「ああっ、ジャガイモがない!」、「えっ、まだ米が炊けてないの!?」という事態が起こらないよう、まずはスケジュールを作成します。
スケジュールは、
A. 作業の洗い出し
B. 作業規模の見積もり
C. 作業の前後関係の整理
の手順で作成します。
A. 作業の洗い出し
まず、カレーを作るために必要な作業を“漏れなく”洗い出します。作業の洗い出しは、スケジュール管理の中で最も大切な作業です。
もし、作業の事前洗い出しに漏れがあると、プロジェクト進行中に「これをやるはずだった」「あれをやらないと、それができない」とやるべき作業がさみだれ式に見付かり、現場は右往左往して、仕事の押し付け合い、手戻りの多発、スケジュールの遅延が起こる……。想像するだけでも恐ろしいですね。
よって、「作業を漏れなく洗い出す作業」には細心の注意を払います。
作業を漏れなく洗い出すためには、以下のコツを参考にしてください。
【作業を漏れなく洗い出すためのコツ】
- 作業の洗い出しに、マインドマップを活用する
- 思い浮かんだ作業はすべて書き出す(不要なものは後で削除する)
- 「本当にこれらの作業だけで、プロジェクトが完了するのか?」を何度も自分に問いかける
- 考えても分からないときは、分かりそうな人に聞く
その結果、ThinkWiseプランナーで洗い出した作業は下図のようになりました。