鞆架橋認可結論待ちに不快感 | 全国一斉 鞆の浦検定(鞆ペディア)

鞆架橋認可結論待ちに不快感

 福山市鞆町の鞆港埋め立て・架橋計画について、同市の羽田皓市長は9日、国土交通省が計画を不認可にする場合は「その理由を明確にする必要がある」と指摘した。広島県が国に申請して1年近くたっても認可の結論が出ていない現状にも不快感を示した。この日の定例会見で述べた。

 国交省の判断について、羽田市長は「免許権者の県は(鞆架橋計画が)ベストだとして申請しており、100%認可されると期待している」と強調。仮に不認可となるなら「その根拠や、どうしたら認可になるかを、国は説明する責任がある」との見解を示した。

 鞆架橋計画は、埋め立て免許権者の県が昨年6月23日に国交省に認可申請した。書面審査は通常は2、3カ月とされるが、国交省は県に出した補足質問の回答がないことなどを理由に、可否判断ができないとしている。また、金子一義国交相は今年1月、事業推進には「国民同意が必要」との考えを明らかにしている。

記事全文/中国新聞