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海道を快適に自転車で走ろう

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 本四連絡3架橋のうち唯一、自転車が通行できる海上橋があるしまなみ海道の魅力を全国に発信し、沿線のにぎわいを創出するため、サイクリングに訪れる人たちへの地域の受け入れ態勢などを調査した社会実験の発表会が8日、尾道市瀬戸田町瀬戸田の瀬戸田市民会館であった。地元の小中学生らが石像をつくりサイクリングに訪れる人たちに見てもらっている、などの事例が紹介された。
 社会実験は06年7月に尾道市や観光協会などで設立された尾道市しまなみネクスト観光協議会が、今年がしまなみ海道開通10周年になることから国土交通省の委託で昨年11月から続けた。尾道大学や小中学校、商店街など18グループが取り組んだ。
 石像をつくったのは、瀬戸田小学校の児童や瀬戸田中学校の生徒と市民たち。尾道大美術学科の学生の指導で計7体を制作し、商店街の一角に並べている。報告を受けたコメンテーターは「見る観光から体験する観光に変わっている。訪れる人たちにも制作してもらえば観光スポットになる。サイクリングコースに石像を並べるのもいいかもしれない」との意見を披露した。
 島内道路から海上橋へは坂道になっていることから、電動アシスト自転車20台を用意し充電設備を2カ所設置した報告もあった。報告者は「1回の充電で約40キロ走行でき、坂道を楽に上れ高齢者にもサイクリングを楽しんでもらえる」と期待していた。
 このほか、道路が狭い商店街に「飛び出し注意」と書いたのぼりの設置、道路の危険場所などを携帯電話で検索できる取り組みなども報告された。
 同観光協議会は「コース上の危険場所の整備などを行政に要望し、島々の住民とふれあいながら自転車で安全安心に移動できるようにしたい」と話している。

<記事全文/朝日新聞