ThinkS東品川教室の東浦です![]()
さて先日、塾向け高校進学説明会に出席してきたのでその内容をシェアしたいと思います。
どのような会かというと、2019年春の高校入試がどういう実態だったのか分析したことを報告する会です。
毎年この時期に開催されるのですが、参加するのは今回で5回目。東京でThinkSを立ち上げてほぼ毎年出席しています。
やっぱり情報を集めていかないと、ね。
まぁ僕はもともとこういう結果を分析する、とか、数字で考察するとか、大好きなんで('ω')ノ
会場は毎年ココ、神田女学園中学校・高等学校。
創立120年以上を誇る長い歴史のある女学校です。いつ見てもこの佇まいは壮観です。
と、いうことで内容、内容っと。
前回よりもさらに都立受験生減少。さらなる二極化進
去年の分析をまとめたブログはコチラ↓
https://ameblo.jp/thinks-sakura/entry-12378372942.html
去年(2018年度入試)はまさに二極化の波がばばーんと押し寄せてきたのですが、今年(2019年度入試)は、その二極化にさらに拍車がかかった感じです。
今年1月上旬に発表された校長会調査の結果です。数字は前年比(人)。(※進学研究会資料から抜粋)
| 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | |
|---|---|---|---|
| 都立全日制志望者 | +319 | -3,045 | -1,217 |
| (卒業予定者数) | -49 | -1,091 | -337 |
| 私立全日制志望者 | -621 | +1,535 | +725 |
| 私立通信制志望者 | +148 | +613 | +269 |
2年連続で都立志望者数が減です。
逆に私立志望者数は2年連続増です。また、私立通信制高校の人気も出始めており、私立通信制志望者も増ですね!
やはりこの背景には私立高校授業料実質無償化があります。
世帯収入760万円まで、という条件はありますが、東京都在住ならば千葉や神奈川など都外に通学でも適用されます。
今まで「家計的にどうしも都立じゃないと、、」といった層の一部で、授業料が軽減されるということで私立高校も積極的に進学先として選ぶケースが増えてきたようです。
また、面白いデータがあります。これは進学研究会が公表した都立志向率のグラフです。
都立志向率はリーマンショック以来7割程度で推移していましたが、私立高校無償化が始まる30年度から7割を大きく下回るようになりました。
このデータからいわゆる「都立離れ」が進んでいるということが分かりますね。
また、都立離れが進んでいる要因のひとつに大学入試制度が大きく変化することも影響しています。
2019年の春に合格した生徒が、大学を受験する時に大学入試制度が変わって2年目。大学入試の変化によって生じる影響は色々予想は立てることができても正直なところ何が起こるか分かりません。
そんな先行きがよくわからない不安、都立に進学しても大学に通うとなると発生する予備校費用などを考慮すると、ここは大人しく進路指導や設備の整った私立校、特に附属校を受験するのが良いという思考も働いたのではないかと思いますね。
中堅以下では低倍率。全入校増
2019年都立高校全日制への最終応募倍率は1.40倍でした。
2018年が1.44倍だったので0.04減。
さらには工業科、商業科も1.00倍を下回りました。
そして都立一般の全入校の数も増加しました。
2017年は8校だったのに対し
2018年は36校に増え
2019年はなんと47校にまで増加。
このことからも都立離れが進んでいるのはないかと読めます。
中堅上位はチャレンジ受験、減
昨年2018年の都立入試において、とても目立った動きとして自分の偏差値よりも少し無理して高めを狙う「チャレンジ受験」が増えたことです。
これも私立高校無償化の流れが影響していて、私立合格を担保に都立は高めにチャレンジしても良いかなという動きが多かったです。
対して2019年はチャレンジ受験の動きはありますが、昨年ほどではない印象です。多少落ち着いたようです。
しかしながら、三田・文京・向丘などの人気校は男女合わせて150人以上の不合格者を出すくらい高倍率でした。
落ち着いた推薦入試
一般入試についてみてきましたが、推薦入試はどうだったのでしょうか。
2019年推薦入試倍率は2.61倍で、過去6年間で一番低い倍率になりました。
どの学科もゆるやかな減少傾向ではありますが、総合学科、商業科の倍率低下が目立ちましたね。
また、男子と比べて女子の倍率が高いのは女子の方が高い内申を持っているケースが多いので、その高い内申を使って早めに進学先を決めてしまいたい!!という思いが倍率に表れているのでしょう。
とはいえ、青山や城東、本所など上位校や人気校は相変わらずの鬼倍率ですww
青山→(男子5.86倍 女子7.08倍)
城東→(男子5.48倍 女子5.37倍)
本所→(女子6.05倍)
また、男子ではサッカーや野球などのスポーツ推薦実施校で高倍率が目立ちました。
<サッカー>
南葛飾
府中東
石神井
城東
<野球>
片倉
城東
日野
杉並
討論テーマも多様化!推薦入試制度のまとめ
推薦入試はほとんどの学校で「調査書」と「面接(集団討論含む)+作文(または小論文)」で選抜されます。
以前は調査書の比重が高く、調査書中心の選抜でしたが、25年度からは選抜方法の変更により、面接(集団討論)と作文の占める割合が増えました。
最近は作文のテーマ、集団討論のテーマも多様化しており、しっかりと対策をしておかないと推薦入試突破は厳しいでしょう。
・集団討論について・
検査官3名に対して受験生が5~7人のグループになり、与えられたテーマに対して話合いを行います。討論時間は30分程度です。
代表的な討論のテーマとして
〇部活、学校行事、学校生活についてある問題が発生したときの対処法を考える
〇自転車のマナー。、ゴミ問題など日常生活における話題
〇2020年東京オリンピックなど時事的話題
が多いです。
特に
〇2020年東京オリンピックなど時事的話題
については最近多くなっている課題です。
「AIに任せられない仕事(三田)」
「新しい国民の休日を作るなら何月何日(豊島」
常日頃から世界に目を向け、積極的に情報を取りいれ自分なりの考えてや思考をまとめる練習が必要ですね。
集団討論の形式は、みんなで討論をするというより各々意見を出し合いグループとして1つの答えにまとめるというケースが多いようです。
司会は検査官が務める場合と受験生の中から決める場合があり、学校によって異なります。
司会役に立候補しても直接ポイントにつながるわけではなく、それよりも積極的に討論に参加しているか、他人の意見を聞けているか、明確な自分の意見を持ち、その意見が課題から逸れていないか、などがポイントになるようです。
集団討論はほかの受験生との競い合いではなく、一つのグループ、仲間として共同審査であるということを意識し協力し合う姿勢が重要です。
推薦入試対策もできるThinkS
推薦入試では調査書だけでなく面接点・作文の割合も高く、面接・作文が推薦合格の鍵だと述べました。
面接は各中学校で対策や練習を行ってくれることも多いですが、作文指導はなかなかしてもらえないのではないでしょうか。
作文指導は長期的なスパンでトレーニングを重ねる必要があり時間もかかります。直前に練習してもすぐには身につきません。
日頃から定期的に練習をしておくことが重要です。
入試直前になって焦らないで済むように今のうちから練習をしておきましょう!
ThinkS作文教室では、生徒に合わせたカリキュラムを自由に組みますので、受験作文の練習も可能。
無料体験も随時受け付けておりますので、ご興味のある方はぜひご連絡ください!
品川区で作文を学ぶならThinkSへ!
★シンクス作文教室体験レッスン随時受付中!★
人気講座のため定員になり次第募集を締め切らせていただきます。気になる方はぜひお早めにご連絡くださいませ!★
東品川教室 03-6451-4365
上永谷教室 045-370-9835
info@thinks-sakura.com(24時間受付)
東浦
【人気記事】
◎ThinkSシンクス学習を体験してみませんか?!無料体験会実施中!◎
2019年6月1日(土)①10時~、②13時~
◎大人気!作文教室受講生募集中!◎
【このような方におススメ】
・中学受験、高校受験用の作文対策をしたい
・毎年、読書感想文などの作文課題に悩んでいる
・作文がうまく書けるようになりたい
・文章読解力をつけたい
・文章を書く習慣をつけたい
お気軽にお問い合わせください(^-^) 03-6451-4365 iinfo@thinks-sakura.com まで
☆作文ブログも更新中☆ぜひご覧ください!
ThinkS シンクス
【都市型学習塾~理想の学習スタイルを身につける~】
http://thinks-sakura.com/
東京都品川区東品川 1-29-20
*京急新馬場駅から、徒歩3分(聖蹟公園向かい)*
東品川教室 03-6451-4365
上永谷教室 045-370-9835
阪東橋教室 045-315-3078
(平日15:00~21:30 土曜10:00~17:30)
info@thinks-sakura.com(24時間受付)





