2018年中学入試分析 | 学習塾ThinkSシンクス東品川教室ブログ

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ThinkS東品川教室の東浦ですニコ

 

先日、塾対象の中学受験・入試報告会に参加してきました。

その内容をシェアいたしますね。

 

 

2018年中学入試注目ポイント

まず注目したいのが

中学受験市場が大きく変わってきているという点です。

 

2018年の受験者数を見てみましょう。

2018年入試の受験者数は東京・神奈川で37,869人(2月1日までの実受験者数)

去年が36,876人だったので993人の増加。

2015年から4年連続増加しています。

 

では、その増加の原因はいったい何なのか?

それは

新たな受験市場の広がりにあると分析しています。

 

現在の中学入試では

従来の2科・4科受験(以下従来型と呼称)に加えて

適性検査型(思考力)入試」と「英語入試を行う学校が増えてきました。(以下それらをまとめて新タイプ入試と呼称)

 

東京・神奈川での従来型の受験者数は33,940人

その新タイプ入試の受験者数は3929人

市場規模は1割以上

 

首都圏全体では約11,000人規模の市場になってきているようです。

 

新タイプ入試の実施校の推移はこんな感じ。

<適性検査型(思考力)入試>

2014年「38校

2018年「136校

 

<英語入試>

2014年「15校

2018年「112校

 

という感じで、ここ数年でむちゃくちゃ増えています。

 

このように2科・4科だけじゃない

中学入試の多様化が多くの受験者・保護者に受け入れられて

2018年の受験者増加に繋がったようです。

 

そして

この増加は2020年度の大学入試改革が近づく来年度以降も

さらに増えてくる予想です。

 

中学入試は小学生の多彩な才能・資質

発見・発掘のための新たなステージに突入し、受験市場が大幅に拡大しています。

 

2020年大学入試改革

中学入試について考えいく中で知っておきたい視点がひとつ。

それは

2020年の大学入試改革についてです。

 

みなさんはもうご存知だと思いますが、2020年に大学入試が変わります。

 

そこで問われるのが今まで通りの「知識」だけではなく

「思考力」「判断力」「表現力」「英語力」です。

 

実際に問題を見てみましょう。

こちらは大学入試センターが公表している

「大学入学共通テスト(仮称)」 記述式問題のモデル問題例です。(←リンクをクリックすると問題が見れます。)

 

今までのセンター入試というと

国語だと試験問題は4問あり、1問が論説文、2問が小説、3問が古文で4問が漢文。

それぞれに問題文があり、そこから読み取って解答を選ぶ感じですよね。

 

でも大学入試センターが公表した

新しいモデル問題例は今までのセンター入試の出題とは大きく異なります。

 

出題のねらいにあるように

大問全体の出題のねらい(国語)

架空の行政機関が広報を目的として作成した資料等を題材として用い,題材につい て話し合う場面や異なる立場からの提案書などを検討する言語活動の場を設定する ことにより,テクストを場面の中で的確に読み取る力,及び設問中の条件として示され た目的等に応じて表現する力を問うた。

難解な問題文を読み解くというよりも、複数の資料やデータを正確に読み取り、対照し、目的に応じて総合的に表現する力が問われます。

 

これは数学でも同じで

数学の場合は図表やグラフを参考に考察する力が必要です。

問題全体の出題のねらい(数学)

動点のつくる四角形の面積の変化を捉える場面において,自ら変数を設定し二次関数に対応づけ る構想力や,二次関数の式やグラフを活用して問題を処理する力を問うた。 なお,現行のセンター試験では,問題解決の構想から結論に至るプロセスが文脈の中にすべて提 示されているが,本問題では,何を変数として設定するか,またそれを用いてどのように関数として表 現・処理していくかなど,受験者の主体的な思考力を必要とする。

 

という感じで2020年に大学入試が大きく変わります。

大学入試が変わるということは当然、中学入試も変わってきます。

 

2科・4科だけじゃない新タイプ入試が増えてきた背景には

こういった大学入試改革が影響しています。

 

新タイプ入試ってどんなの?

では具体的にどのような新タイプ入試が行われたのかご紹介しますね。

 

◇かえつ有明「アクティブラーニング思考力入試」◇

アクティブラーニングを利用した双方向型の新タイプ入試です。

2018年の課題は「ももたろう」が題材で

「桃太郎以外を主役にしてストーリーを作り、ひとつの場面を選ぶ」だったみたいです。

 

※詳しいレポートはコチラから(引用:首都圏模試センター)

 

◇聖学院「難関思考力入試」◇

「思考力+面接入試」という入試形態です。

面白いのがこの風景ですよね。

(引用:首都圏模試センター)

みんなでレゴ作ってます!

テーマに関する課題を自分で設定し、それに対する解決案をレゴブロックで表現する、という問題です。

 

※詳しいレポートはコチラから(引用:首都圏模試センター)

 

◇日大豊山女子中「思考力型入試」◇

日大豊山女子中の「思考力型入試」は、一言で表すと「調べもの入試」という感じです。

 

与えられた課題について、90分の時間を自由に使い

図書館やWebを利用して調べて、まとめで自分の意見を発表する形式の入試です。

これまた新しい入試ですね。

 

※詳しいレポートはコチラから(引用:首都圏模試センター)

 

変わりゆく中学入試への対応

このように中学入試は

2020年の大学入試改革を見据えて変わってきています。

 

保護者の価値観も大きく変わってきています。

 

来年度以降も新タイプ入試はさらに増えてきて多様化してくるでしょう。

 

そこで求められてくる力は

今までの知識偏重型ではなく「思考力」や「判断力」です。

 

その中でThinkとしてできることをいろいろ考えたワケですが

それは続きのブログで♪

 

 

東浦

 

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