vodafoneをソフトバンクが買収した。auがgoogleと提携した。docomoは9つの検索サービスと提携した。


今日は、モバイル検索のお話。


モバイル検索市場は携帯でインターネットができるようになってから話題としてはあがっていたが、これまでイマイチの感があった。


ケータイマンが考える理由は、

① キャリアがキャリアメニューでの公式サービスに力をいれていたため、勝手サイトの検索は二の次だった。

② 技術的理由 → キャリアを介してインターネット接続するため、クローラー開発のハードルが高い+その他携帯独自仕様。


だが、ここへ来てケータイを取り巻く環境が変わってきた。

勝手系といわれるキャリア公式以外のケータイインターネットが盛んになり、無視できなくなってきた。

技術的ハードルを越えるために、キャリアがとった戦略はそれぞれ、おもしろい。


[docomo]はケータイ検索サービスを提供する9社と提携した。日本の携帯電話事情は世界的に特殊であり、google・Yahooの独壇場ではない。ひょっとしたら、国内の検索サービスがもっとも評価をあつめるかもしれない。であれば、今から組む相手を限定せず、競争させ、もっとも評価を集めたサービスと最終的に本腰をいれてくめばよい、と考えているのではないだろうか。高見の見物戦略。


[au]はgoogleと提携した。中途半端な感もある。現在、googleですらその検索精度はおせじにもいいとはいえない。その段階でgoogle一点がけでいいのか。後述するソフトバンクのようにキャリアとして、もっとうまみがあり、可能性がある、サービスを追求しないのか。(あくまでも予想)。今後の展開に注目。


[vodafone]はもっとも挑戦的ではないだろうか。端末から開発しなおし、Y!ボタンを設けている。ケータイマンの予想ではゆくゆくは待ち受けに検索窓を搭載した端末をだすのではないだろうかとおもう。 また、カメラと連動した検索サービスを端末に組み込むのにもソフトバンクは取り組みやすいのではと思う。ケータイでとった写真で検索をするサービス自体は存在するが、これをキャリアが検索サービスをともなってやるとなった場合の影響力は計り知れない。


などなど、モバイル検索としただけでもPCとは勝手が違うのである。まだまだこれからの市場。どうなることやら。