あなたなら、どうする?(4歳の解決策) | こんなママでもいいですか?

こんなママでもいいですか?

海外を愛するアラフィフママとバイリンガル愛娘の備忘録⭐️
子育ても海外流。
医学界でのダブルキャリア、母業、私時間、どれもこれも謳歌中。
あなたはこんなママに育てられましたよ〜。いつかママになった姫が、この子育ての記録(ママの考え)を読んでくれたらいいな

4歳くらいになると、女の子でも男の子でもまた一段階上がった友達関係になる。

みんなで仲良く!という円満期から、
好き嫌い、仲間はずれみたいなことをしだす子がでてくる。

とくに女の子はませている…とはいえ、大抵そういうことをする子は、”子供の中の子供” で、
家庭環境が見え隠れしてくる。

面倒な時期に突入だね…と思っていた頃。


とにかく楽しい!と1日の出来事を一目散に話す娘が、ちょっとしょんぼりしていることがあった。

(この歳では格段に自立し、はっきりとした価値観や考えをもち、姉御肌であることは、周知の通りという彼女). 


自他共に認める”1番仲良し”のお友達Rちゃん。

いつも二人でいて、娘からも事あるごとにRちゃんとの楽しい時間について聞いていた。


しょんぼりが少し続いた頃、今日はどうだった?と聞いた私に喧嘩?を仄めかす発言。


そして、


“ Rちゃんの手を、怒って引っ張っちゃった…😔 でもね, ちゃんと謝ったから” 


珍しい。というか、娘は理由がなくそんな事はしないと親バカだが自信をもっている。その理由が、手を出すに値するか否かは別として。


よく”喧嘩両成敗” とか、”とにかく謝りなさい!”という親がいる。私は、そうは言わない。最終的に落とし所をみつけて、両成敗という形を作るにしても… まずはきちんと理解しなくてはいけない。


考えも、気持ちもあるのだ。子供だからこそ、きちんとまずは話を聞き、気持ちに向き合いたい。

それが、娘との関係の土台。


なんで手を引っ張ったの?


“ だって、Rちゃんて呼んだのにお返事してくれなくてね、”なんでお返事してくれないの?って言ったら、今度はお歌を歌って、またお返事してくれなくて… すごく悲しくなって、手を引っ張って”お返事して!”って言った…だってRちゃん大好きで、どうしても一緒に遊びたかったんだもん” と。


いつも娘は、こんなふうに気持ちや状況をかなり細かく伝えてくる。なかなかこの歳でできないと、周りのお母さんや先生に言われることもある。


“ それはとっても悲しかったね😣ママも、お友達からそんなふうにされたらすごく寂しい… その気持ちよくわかるよ!


でもね… 


引っ張ったり、叩いたり、蹴ったり… しちゃったら、Mちゃんもいけないことをしたことになっちゃうよ。

だから絶対に手を出したらいけない。

お返事をしないRちゃんも、いけないことをしてるよ。


そういうときは、どうしたらいいかなあ?先生に相談してみてもいいよね… 


それにね、いつも同じお友達と遊ばなくていいの。好きなのはわかるし、RちゃんもMちゃんのことは好きだと思う。でも、違うお友達と遊びたいときもあるよ。

Mちゃんにも沢山お友達いるでしょ。きっとMちゃんと遊びたいなって思ってる子もいるよ。だから、そういうときは” じゃあまたあとで”って、Rちゃんから離れてみたら?” と言った。


そして、私がRちゃん役になり、ロールプレイをしてみた。



翌日、予想通り、また同じ事が起こった。


だけど、娘の表情はとても明るく、充足感に満ちていた。全くしょんぼりしていない。


“ お砂場でケーキを作ってね、Rちゃんにあげるよって持っていったんだけど、”いらない!”と言われたの。だからね、” わかった〜じゃあまたあとで別のことして遊ぼうね!” って言ったら、”りょうかーい🙂” っていってた。だから、そのケーキを、ロンくん(相思相愛のボーイ)にあげたんだあ。そしたら、ロンくんが凄く喜んでくれたよ✨  だから、私も嬉しかった。それでね、少ししてから、Rちゃんとはブロック遊びをしたんだよー” と。


ロールプレイ以上の応用力👏👏👏 


私だって、無視されたら手ぐらい引っ張る!

どうしたら、そういうことをする子になるのかなあと思うことも多いけれど、


多いからこそ、


無駄に心を痛めてほしくはない。

主導権はいつも自分の手の中にあること、距離をおく勇気や強さも持っていて欲しいと思っている。


どんな世界にも、どれだけ歳を重ねても、

一定数他人を無意識にか意識的にか傷つける人間は存在する。


その人をかえることはできない。


だけど、こっちが病む筋合いはまるでない。


純粋で素直であればあるほど、

そこに悩むことになる。


天真爛漫のままに生きてほしいと願う一方で、

心を守る知恵と術を身につけてほしいから。