2日間だけですが、Interop Las Vegas に参加してきました。


キーワードは、「SaaS」 「Green Data Center」 「Virtualization」と言ったところでしょうか。


この3つのキーワードは密接につながっています。


すべては、「アプリケーションの統合」という背景から生まれていると思います。


この統合という意味は、企業やPCやホストコンピュータなどにアプリケーションが分散していた仕組みを

アプリケーションをひとつに纏め上げて、いつでもどこでも同じように使えるようにするということです。


つまり、 色々なところに存在するアプリケーションをデータセンターに集めて、統合的でありながら、

仮想的に運用、管理、ユーザへのサービス提供を行い、ITインフラリソースも効率的に配置できるということ。


PCにはブラウザがあれば良くて、クライアントの運用の手間も大幅に省ける上に、ITの地域格差(都市の支店と郊外の支店など)をなくすことが出来るのです。


その結果キーワードとして出てくるのが、冒頭の3つの言葉だと思っています。


SaaSは中小企業だけというのは少し語弊があると思っていて、

中小企業は確かにSalesForceなどのSaaSアプリを使いITの利便性の向上を図って行くと思いますが

大企業は個別の仕様でアプリは作るが提供方式はSaaS型になるのではというシナリオです。


ということで、Buzzワードを並べるだけじゃ芸がないということで自分の思う背景を綴った次第です。




ちょっと勇み足ですが予言してみよう。


予言: パソコンやケータイからほとんどのアプリケーションが無くなる!


パソコンといえば、OSの他にアプリケーションが沢山入っていてこのおかげで色んなことができる。

音楽を聴いたりビデオを見たり。買い物したり、ウイルス駆除したり、仕事したり。

ブラウザにメーラにセキュリティツールに数えれば数十のソフトが入っている。


常にメモリに常駐する忙しいアプリから年に一度の筆まめまで多種多様だ。

どれを使っても日進月歩で便利なアプリケーションが次々登場してくる。


インストールして、Updateして、年に一度しか使わないソフトに何千円もはらってという現実。

PCとの相性が悪いとか他のアプリとうまくInterworkでなどアプリが多いほど色々問題が起こる。


先ほどの予言の根拠が何かというそそれは、「SaaS」だと思っている。


個人的にはSaaSはビジネスモデルのような意味が強い気がしていて、

僕がしっくり来る言葉は、「Web Apps」


一昔前はWebアプリといえばWebサーバとかProxyとかを言っていたが今は違う。

ブラウザを介してアプリケーションを利用できる仕組みをSaaSといい、Internet上にあるアプリは

Web Apps(SaaSアプリ)と呼ばれているのだ。


Salesforce.comなどのSaaSの会社は元気が良く、中小企業を中心にSaaS型のアプリケーション

は今後は増えていくと予測されており、それは僕も賛成。


ソフトウエアのインストールや管理の容易化もさることながら、使っただけ払えばよい料金体系も良い。

今や自社の製品でユーザを絞ってがっぽりもうける「ライセンス販売+特殊技術モデル」は

もう流行らないと思う。(Microsoftはもう少しこのモデルを享受できるだろうが)


利用者は安く最新のアプリを利用し、提供者は管理も容易でブラウザとブロードバンドがあるユーザで

あれば誰にでもサービス提供するチャンスがあるというところはこの分野が成長するには良いバックグラウンドだ。


GoogleアプリはWebAppsそのもの。しかもすでにタダにしてしまっている点はやはり先を行ってる。

Webを介して使っても使いやすいアプリケーションが今後沢山出てくるだろう。


そうすればPCにはOSとウェブブラウザをインストールして、ブロードバンドにつなぎこめば

僕達は好きなアプリを何でも選べる。


そうするとブラウザは必然的に大事なアプリケーションゲートウェイになり、色々利便性が向上し

ブラウザ上で出来ることは技術革新で広がっていく。


ケータイにも同じことが言える。PCに比べそもそもリソースが少なくアプリはインストールが難しい。

WebAppsにしてしまえば良いのだ。電波のカバレッジも上がっているしほぼどこでも使える。


誰でもどこでもブロードバンド常時接続時代が到来しつつある今、この予言は間違ってはいないと思ってます。


Andy



SNSのmixiをはじめてから匿名・自由閲覧のBlogから遠ざかっていました。


mixiでつながっている人たちは、僕を良く知っており仕事もバラバラです。

従って、mixiに記す内容は自然とプライベートな生活日記になりがち。


でも僕の仕事に興味の無い友達に仕事の日記を見せても面白くないし反応もイマイチ。


今まで自分の生業やIT業界について書くことはありませんでした。


とは言いながら、


-普段考える仕事や業界のことも記録に残したい。


-色んな人から屈託なき意見を聞きたい。


そんな思いからAmebloを2年ぶりに再会することにしました。


いまやIT業界と言っても、

インターネットの世界や

電話の世界に

テレビやラジオなどの放送の世界から

広告にSNS

と多岐に渡ります。


日々感じた業界の変化やぱっと思いついたアイデアをBlogに記して行きたいと思います。


週に一度は投稿していきたいなー。


Amebloでも新たな出会いがあることを祈って。


April, 2008 California


Andy