様々な企業研修を実施している中で質問を受けるのが、「何の能力を向上させたらいいでしょうか?」という質問です。
伸ばすべき能力の詳細は企業によって異なりますが、大きく分けると2つです。
「何ができるか?」と「誰がやるのか?」
仕事で必要となる能力はこの2つに分かれます。
「何ができるか?」はスキルです。営業スキルやロジカルシンキングなどがこれに当たります。これらの能力は能力が高い、低いで判断されます。この能力を高めることは行動の質の変化により成果が出やすくなることにつながります。
一方で「誰がやるのか?」はスタンスです。仕事におけるスタンスはスキルを最大限に活かすために必要なものになります。一般的には物事の考え方です。この考え方が悪いと凄いスキルを持っていたとしても仕事で成果を出すことはできません。
能力向上ではこの2つを伸ばすことが大切になります。
企業では売上・利益に直結しやすいと考えられるスキルを伸ばそうと必死です。確かにスキルを伸ばすことで仕事の質は向上し、そこから収益面での向上を見込むことができます。
しかし、ここで重要になるのがスタンスです。既述のようにどんなに凄いスキルを持っていたとしてもスタンスが悪い場合には、そのスキルを活かすことが難しくなるからです。スキルでは短期的成果を出すことができたとしても長期的成果を出せないことがあります。スタンスを整えることにより長期的成果が期待できます。
残念ながらこのスタンスを軽視している場面が散見されます。「スキルさえあればいい」というのは長期的に考えた場合にはリスクになる可能性があることを理解しておくべきです。
スキルとスタンスの両面で育成を実施することが今の世の中では重要です。
自身の能力を磨く、他人の能力を磨くときにはこのスキルとスタンスの両面で考えるといいかも知れませんね。