「部下がいまいち動いてくれない」

このような悩みを耳にすることがある。その時に考えるべきことはたった1つだ。

 

それは、「人はどのようなときに動くものであるのか」の仕組みに沿って行動すること。

ここで押さえておきたいことが「人は他人のためにはなかなか動かない」ということである。

 

少しイメージしてみるとよいだろう。

関係の薄い他人から「動いて」と言われてあなたは動くだろうか。状況によって動くこともあるかも知れないが、意味が感じられないことに対して行動をすることは少ないだろう。ここに人間の本質がある。

 

「人は他人のために喜んで動くことはしない」ということだ。

人が他人のために動くにはいずれかの条件が必要となる。

その条件とは

・指示された行動に大義名分がある

・指示された相手に日頃の感謝など愛情を感じることができる

・指示された行動をすることにより自分が得をする

・指示された行動をしなければ自分が損をする

 

これらの条件のいずれかを満たすことで人は動くものだ。

裏を返せば、これらの条件を満たさなければ人は動きづらいことになる。

 

これらを考えると人は「指示されたから動くのではなく、自分のためになるかどうかで行動するかを判断する」ことになる。

組織を牽引するリーダーはこのことを知っておかなければ組織成果に大きな影響を与えることになる。

人は他人から指示されたから動くのではなく、その行動が自分にとってどのような意味を持つのか?を考えて行動をするかを判断することになる。

 

そのため、上司は動かない部下に対して言い続ければ動くようになる訳ではない。部下が動くべき理由を見出して、行動への条件付けをすることが必要だ。