学力の創造と向上 高校・大学受験は通過点 -58ページ目

学力の創造と向上 高校・大学受験は通過点

学力の創造と向上において
何が必要か・何が障害になるのか
などについて考えます
  さらに、必要なものをいろいろ提供してゆきます 

        ③平行移動による一般化

  ○ 次の [    ] に適切な語句や式などを入れてください。

   y = 2 x² は、
   原点 ( 0 , 0 ) を頂点とする放物線の式 すなわち 2次関数の式である。
   y = 2 x² を 原点を中心に
    x 軸方向に - 1
    y 軸方向に - 2
   それぞれ
平行移動させると
      y + 2 ] = 2 ( x + 1 ] ) ²
   ⇔        y = 2 ( x + 1 ] ) ² - 2
    これは、
    2次の係数が 
[ 2 ] で、
    点 ( 
[- 1 , - 2 ] ) を頂点とする放物線の式 すなわち 2次関数の式である。



  ○ 次の [    ] に適切な語句や式などを入れてください。

   y = - x² は、
   原点 ( 0 , 0 ) を頂点とする放物線の式 すなわち 2次関数の式である。
   y = - x² を 原点を中心に
    x 軸方向に 1
    y 軸方向に 1
   それぞれ
平行移動させると
      y - 1 ] = - ( x - 1 ] ) ²
   ⇔       y = - ( x - 1 ] ) ² + 1
    これは、
    2次の係数が 
[ -1 ] で、
    点 ( 
1 ,  1 ] ) を頂点とする放物線の式 すなわち 2次関数の式である。


     ( x 軸 , y 軸 をひき、原点をとり、グラフを描いて確認を。)


    【 平行移動は関数で役に立つ 】

    ・ y = a x ³ ( a ≠ 0 ) を その変曲点( 0 , 0 ) を中心に
      x 軸方向に p
      y 軸方向に q
    それぞれ
平行移動すると、
        y - q = a ( x - p ) ³
    ⇔     y = a ( x - p ) ³ + q
    これは、
    3次の係数が a で、点( p , q ) を変曲点とする3次関数の式である。
      ただし、
      極大点と極小点を持たない。
      なぜなら、1次
導関数にもとづく2次方程式が 異なる2つの実数解 をもたないから (重解をもつから) 。
             y’= 3 a ( x - p ) ²          3 a ( x - p ) ² = 0

      ( 3次関数のグラフは、変曲点について対称 (点対称)。 変曲点の x 座標は、2次導関数より求められる。)
                                                        y”= 6 a ( x - p )

               ( 2次関数の頂点 や 3次関数の極大点・極小点の  x 座標 は、1次
導関数より求められる。)

                                                
導関数は、数Ⅱの「微分法」で習います

        原点 ( 0 , 0 ) を変曲点とし、極大点・極小点をもつ3次関数のグラフは、
        必ず x 軸 と 3点 で交わる。
         その3点が ( 0 ,-α) , ( 0 , 0 ) , ( 0 , α)  (α> 0 ) のとき、
         その式は

           
y = a ( x +α) x ( x -α)
           =
 a  x ( x ² -α²)                 ( 乗法公式 : 和と差の積は2乗ひく2乗 )
          = a x ³ - aα²x  ( a ≠ 0 ) である。
                                                  y’= 3 a x ² - aα² より、
                                                             3 a x ² - aα² = 0
                                                            x ² - α² / 3 = 0
                                                  ( x +α/√3 )( x -α/√3 ) = 0

        変曲点とは、曲線が 右カーブ から 左カーブに ( あるいは その逆に ) 変わる点。



    ・ 中心( 0 , 0 ) で、半径 r の
      円 x ² + y ² = r ²    
2点 ( 0 , 0 ) と ( x , y ) の距離を r として 三平方の定理 を使うと、導ける )
     を 点( 0 , 0 ) を中心に

       x 軸方向に a
       y 軸方向に b
     それぞれ
平行移動すると、
      
( x - a ) ² + ( y - b ) ² = r ²
     これは、
     中心( a , b ) で、半径 r の 円の方程式 である。
              ( これも、2点 ( a , b ) と ( x , y ) の距離を r として 三平方の定理 を使うと、求められるが )



【 放物線のグラフを描くために、完全平方式により 頂点の座標を 】

2次関数 y = a ( x - p ) ² + q の形の式は

2次の係数 と 頂点の座標を示している。
この2つの情報により、

x y 座標平面に その放物線のグラフ (概形) を描くことが容易になる。

よって、

 2次関数 y = a x² + b x + c のグラフを描くためには、
  この式を
   y イコール 2次の係数 括弧 x マイナス x 座標 括弧閉じ2乗 プラス y 座標 である
  y = a ( x - p ) ² + q の形の式に変形した方がよい。

  補講 『 解の公式は導くもの  』 により、
  2次方程式の解の公式を
導く計算力を身につけていれば、

    y =
a x ² + b x + c

    y = a { x ² + (b/a) x } + c

    y = a { x ² + (b/a) x + (b/2a) ² - (b/2a) ² } + c


    y = a ( x + b/2a ) ² - b²/4a + c

    y =
a ( x + b/2a ) ² - ( b²-4ac )/4a
                              と変形できる。

  2次の係数が a であることは既にわかっていますが、
  この変形により、
  点 ( -b/2a , -
 ( b²-4ac )/4a ) が頂点であることが理解できます。


 
次の [    ] に適切な語句や式などを入れてください

 y = - 2 x² + 8 x - 6 の x の2次式を 完全平方式に変形し、
 2次の係数 と 頂点の座標を求める。

  y = - 2 x² + 8 x - 6
                           2次と1次の
[ ]項式を [ ]次の[  ] - 2 でくくる
  y = - 2 ( x² - 4 x ) - 6
                           x の
[  ][  ][  ]を たしてひく
  y = - 2 ( x² - 4 x + 4 - 4 ) - 6
                           2乗, 積の2倍, 2乗の
[ ]項式を [ ]項式の[ ]乗に
  y = - 2 ( x - 2 ) ² + [  ] - 6

  y = - 2 ( x - 2 ) ² + 
[  ]

 よって、2次の係数は [  ] で、
      頂点の座標は (
[  ,  ] ) である。


 次の [    ] に適切な語句や式などを入れてください
 y = - (1/2) x² - x + 3/2 の x の2次式を 完全平方式に変形し、
 2次の係数 と 頂点の座標を求める。
 
  y = - (1/2) x² - x + 3/2
                                
[  ]でくくる
  y = - (1/2) { x² + 2 x } + 3/2
                                
[  ] の半分の2乗を たしてひく
  y = - (1/2) { x² + 2 x + 1 - 1 } + 3/2
                                
[  ]公式を使って完全平方式に
  y = - (1/2) { x + 1 } ² + [  ] + 3/2

  y = - (1/2) { x + 1 } ² + [  ]

 よって、2次の係数は 
[  ] で、
      頂点の座標は ( 
[  ,  ] ) である。


 y = 2 x² + 3 x - 7/8 の x の2次式を 完全平方式に変形し、
  2次の係数 と 頂点の座標を
求めなさい



次回  ④ 頂点の座標 
 につづきます。