『 解の公式は導くもの 』
○ (平方根のある問題から学ぶこと 9 の宿題) と その解答
次の8式を適切に並び替えて、2次方程式の{解の公式}の導出過程を示しなさい。
また、[ ] に 適切な条件(式) を入れなさい。
ax²+bx+c = 0 [ ]
x = { -b ±√(b²-4ac) } / 2a
ax²+bx =-c
( x+b /2a )² = (b²-4ac) /4a²
x =-b /2a ±√(b²-4ac) /2a
x²+( b /a ) x =-c /a
x+b /2a = ±√(b²-4ac) /2a
x²+( b /a ) x+( b /2a )² =-c/a+( b /2a )²
(解答)
ax²+bx+c = 0 [ a ≠ 0 または a は 0 でない ]
⇔ ax²+bx =-c
⇔ x²+( b /a ) x =-c /a
⇔ x²+( b /a ) x+( b /2a )² =-c/a+( b /2a )²
⇔ ( x+b /2a )² = (b²-4ac) /4a²
⇔ x+b /2a = ±√(b²-4ac) /2a
⇔ x =-b /2a ±√(b²-4ac) /2a
⇔ x = { -b ±√(b²-4ac) } / 2a
一般に、2次方程式の解の公式は
ax²+bx+c = 0 [ ただし、a ≠ 0 ] のとき、
x = { -b ±√(b²-4ac) } / 2a
を覚えるようにと指導されます。
導出過程も含めて、解の公式を 身につけるようにとは あまり指導されないようです。
この{2次方程式の解の公式}を覚えて、文字 a,b,c にあたる値を代入して計算することが、
将来の日常生活で役に立つ人は、ほとんどいないでしょう。
( そのような人にとっての{2次方程式の解の公式}の意味 : 日常生活に役立たないこと )
日常生活に役立たないことは、やらなくてよいのなら、この{解の公式}は覚えなくてもよいでしょう。
(数学の他の単元も、さらに他の教科も役立たないことは、やらなくてよい、覚えなくてもよいでしょう)
でも定期テストに出るから、高校入試に出るから仕方なく覚える。
こうしてテストのためだけに、日常生活に役に立たないことを覚える行為が行われます。
人によっては、テストのためだけに、数学の一単元だけでなく数学の他の単元の内容も、
さらに他の教科の内容も 覚えるという行為をします。
この中3数学{2次方程式の解の公式}の扱い方が、
その後の知識(公式など)に対する姿勢や態度を決定してしまうかもしれません。
人によっては、特に理数系の教科に対する姿勢や態度を決定します。
解の公式を導くことは、2次方程式までの中学数学の内容を使用すれば、可能です。
できることは、やりましょう。
これまで使用獲得してきた知識でいいのです。
導くのに使う知識に、新しいものは ほとんどありません。
{ 厳密に言うとありますが、もうこの補講で使用しました。
補講『平方根のある問題から学ぶこと 5 の宿題』 の (3) }
5番目の等式から6番目の等式に変形するとき、
右辺の分母 4a² は、平方根をとったあと √(4a²) になり
a の場合分け ( a<0 のとき と 0<a のとき ) により、
√(4a²) = 2√a² = 2 | a | は ∓ 2 a になります。
しかし結局、この分母 ∓ 2 a の符号 ∓ は、
分数 ±√(b²-4ac) /2a の符号±にゆだねられ、式変形において問題なし。
○ ( 補講 『 解の公式は導くもの 』 の宿題 )
次の7つの( )に入る適切なものを、下の語句から選びなさい。
ax²+bx+c = 0 [ a ≠ 0 または a は 0 でない ]
( )
⇔ ax²+bx =-c
( )
⇔ x²+( b /a ) x =-c /a
( )
⇔ x²+( b /a ) x+( b /2a )² =-c/a+( b /2a )²
(左辺 右辺 )
⇔ ( x+b /2a )² = (b²-4ac) /4a²
(右辺 )
⇔ x+b /2a = ±√(b²-4ac) /2a
( )
⇔ x =-b /2a ±√(b²-4ac) /2a
(右辺 )
⇔ x = { -b ±√(b²-4ac) } / 2a
等式の性質 因数分解 平方根 文字式計算
解答は、補講 『 解の公式は導くもの 2 』に掲載します。