『 1次関数 ㉘ 』 線分比から面積比
○ 2点O ( 0 , 0 ), A ( 2 , 4 ) と 直線 y =-2 x + 4 上に 点P がある。
これらの3点を頂点とする三角形の面積は、12 である。点P の座標を求めよ。
確認
点P の x 座標を t とし、x = t を y =-2 x + 4 に代入すると y =-2 t + 4
P ( t ,-2 t + 4 ) となる
O ( 0 , 0 ), A ( 2 , 4 ), P ( t ,-2 t + 4 ) より
1/2 | 2 ・ (-2 t + 4) - 4 ・ t | = 12
1/2 | - 8 t + 8 | = 12
1/2 | 2 | | - 4 t + 4 | = 12
| - 4 t + 4 | = 12
絶対値記号をはずす
- 4 t + 4 < 0 のとき、| - 4 t + 4 | = -( - 4 t + 4 ) = 4 t - 4 より
4 t - 4 = 12
t = 4
これを -2 t + 4 に代入して計算すると -4
点P の座標は ( 4 ,-4 )である。
- 4 t + 4 ≧ 0 のとき、| - 4 t + 4 | = - 4 t + 4 より
-4 t + 4 = 12
t = -2
これを -2 t + 4 に代入して計算すると 8
点P の座標は ( -2 , 8 )である。
2点O ( 0 , 0 ), A ( 2 , 4 ) と 三角形をつくり その面積が 12 となるような点Q について考える。
点Q が、x 軸の正の領域にあるとき、その点をQ₁ ( s , 0 ) s > 0 とする。
O ( 0 , 0 ), A ( 2 , 4 ), Q₁ ( s , 0 ) の3点を頂点とする三角形の面積は、
( s-0 ) × 4 × 1/2
これが 12 だから、
( s-0 ) × 4 × 1/2 = 12 よって s=6
Q₁ ( 6 , 0 ) になる。
OA を底辺とし面積が常に一定 になるのは、
底辺OA を含む直線 と 等距離にある 平行な直線上に 頂点Q があるときである。
よって 点Q は、Q₁ ( 6 , 0 ) を通り 直線OA と 平行な直線上に存在する。
この直線は、
直線OAの傾き は (4-0) / (2-0) = 2 だから
1点 と 傾き の公式 を使って
y = 2 (x-6) + 0
y = 2 x - 12 になる。
この直線 と 直線 y =-2 x + 4 の交点が 求める点P である。
y = 2 x - 12 と y =-2 x + 4 から y を消去して計算すると x = 4
x = 4 を y = 2 x - 12 か y =-2 x + 4 に代入して計算すると y =-4
よって、求める点P の座標は ( 4 ,-4 ) である。
点Qが、x 軸の負の領域にあるとき、その点をQ₂ ( s , 0 ) s < 0 として同様に解くと、
s=-6となり、
点Q は、Q₂ (-6 , 0 ) を通り 直線OA と 平行な直線上に存在する。
その直線は
y = 2 x + 12 になる。
この直線 と 直線 y =-2 x + 4 の交点が 求める点P である。
y = 2 x + 12 と y =-2 x + 4 から y を消去して計算すると x =-2
x =-2 を y = 2 x + 12 か y =-2 x + 4 に代入して計算すると y = 8
よって、求める点P の座標は (-2 , 8 ) である。
以上より、(答え) ( 4 ,-4 ) , (-2 , 8 )
○ 3点O ( 0 , 0 ), A ( a , 0 ), B ( a , b ) がある。( ただし、a ≠ 0 , b ≠ 0 )
これらの3点から成る三角形 の面積を求めよ。
○ y = 2 x 上に 点A がある。点A から x 軸に垂線をひき その足をB とする。
線分AB を一辺とする正方形ABCD をつくる。
点A の x 座標を t とするとき、点C の座標を t を使って表せ。
次の [ 1 ] ~ [ 5 ] に 適切な語句・式など を入れてください。
点A の x 座標を t とすると A [ ( t , 2 t ) ₁ ] となり、
点A から x 軸への垂線の足 B は [ ( t , 0 ) ₂ ] になる。
正方形 A B C D より [ AB ₃ ] = BC で、
AB = [ 2 t - 0 ₄ ] = 2 t だから、C [ ( 3 t , 0 ) ₅ ] となる。
点A と t についての条件が特にないので、
点A と 点D は 第1象限 と 第3象限 の両方に存在可能となり、正方形ABCD は2つできる。
○ y = 2 x 上の 点A から x 軸に垂線をひき その足をB とする。
線分AB を一辺とする正方形ABCD をつくると、
点D は、y =-2/3 x + 12 上の点になった。
このとき、点A の座標を求めよ。
☆ 線分の長さの比 が 面積の比に
・ 4点O ( 0 , 0 ), A ( 5 , 0 ), B ( 4 , 4 ), C ( 2 , 0 ) がある。
△B O C と △B C A の面積を求めて、その面積比を求めてみます。
△B O C について
点O , C は x 軸上にあり、点B から x 軸への垂線の足をH とすると H ( 4 , 0 ) なるから
底辺を OC = 2-0 = 2 とすると、それに垂直な高さは BH = 4-0 = 4 である
2 × 4 × 1/2 より △B O C = 4
△B C A ついて
点C , A は x 軸上にあるので、
底辺を CA = 5-2 = 3 とすると、それに垂直な高さは 同様に BH = 4 である
3 × 4 × 1/2 より △B O A = 6
以上より △B O C : △B C A = 4 : 6 = 2 : 3
このように、実際2つの三角形の面積を求めて 面積比を求めるのも1つの解法であるが、
次のように、面積を求めなくても、線分比 から 面積比 を求めるのも1つの解法である。
( この解法により、面積比より割合を求めて間接的に面積を求める解法が生まれる )
△B O C と △B C A の底辺OC と CA は同一直線にあり、
それらの高さは BH で共通 ( 同じ ) だから、
底辺の長さの比 が 面積比 になる
△B O C : △B C A = OC : CA = 2 : 3
さらに
△B O C : △B C A : △B O A = OC : CA : OA = 2 : 3 : 5 だから、
△B O C の面積 の △B O A の面積 に対する割合は、 2 / 5 である。
○ 4点O ( 0 , 0 ), A ( 5 , 0 ), B ( 4 , 4 ), C ( t , 0 ) がある。 ( ただし、0 < t < 5 )
△B O C と △B C A の面積を求めよ。
△B O C の面積 の △B O A の面積 に対する割合を求めよ。
○ 3点O ( 0 , 0 ), A ( t , 0 ), C ( s , 0 ) があり ( ただし、0 < s < t ) 、点B は 第1象限 にある。
△B O C と △B C A の面積を求めよ。
△B C A の面積 の △B O A の面積 に対する割合を求めよ。
‘ 高さ が 同じ等しい なら、底辺の長さの比 が 面積比 になる ’
次回 『 1次関数 ㉙ 』 高さ が 同じ 等しい 共通 につづきます。