学力の創造と向上 高校・大学受験は通過点 -115ページ目

学力の創造と向上 高校・大学受験は通過点

学力の創造と向上において
何が必要か・何が障害になるのか
などについて考えます
  さらに、必要なものをいろいろ提供してゆきます 

       『 証明済みの性質を使う 』

  ○ 平行四辺形の定義から性質を導く  

 次の 
[    に適切な語句や式などを入れてください。

 平行四辺形の定義 : 2組の向かいあう辺 (対辺) がそれぞれ平行な四角形 を 平行四辺形 という。

 この定義を使って、

 性質 「 平行四辺形は、2組の対辺が それぞれ[等しい] 四角形である。」を導く。
 性質 「 平行四辺形は、2組の向かいあう角 (対角)が それぞれ[等しい] 四角形である。」も導く。

       ( 証明 )
       平行四辺形A B C D がある
       対角線ACをひく。

         △A B C と△C D A について
  根拠     [共通の辺] だから、
  主張      AC = CA ・ ・ ・ ①

  
根拠     [AD // BC] より、 ( 錯角が等しいから、)
  主張      ∠B C A = ∠D A C ・ ・ ・ ②

  
根拠     [AB // DC] より、 ( 錯角が等しいから、)
  主張      ∠C A B = ∠A C D ・ ・ ・ ③

          ①, ②, ③ より、

 合同条件   [ 1辺とその両端の角がそれぞれ等しい ] から、
          △A B C ≡ △C D A である。

          合同な図形の[対応する辺] は等しいから、
             AB = CD , [ BC = DA ] である。
         よって、
          平行四辺形は、2組の対辺がそれぞれ等しい四角形である。

         また、
          合同な図形の[対応する角] も等しいから、
             ∠A B C = ∠C D A ・ ・ ・ ④
          ② , ③ と
          ∠B C D = ∠B C A + ∠A C D
          ∠D A B = [∠D A C + ∠C A B ]
          より、
             ∠B C D = ∠D A B ・ ・ ・ ⑤
          ④, ⑤ より、
           平行四辺形は、2組の対角がそれぞれ等しい四角形である。
                                         ( 証明終わり )

  平行四辺形の定義 AD // BC , AB // DC を使って、
         性質 AB = CD , BC = DA
         性質 ∠A B C = ∠C D A , ∠B C D = ∠D A B を、
  証明により、導いた。


 次の [    に適切な語句や式などを入れてください

性質 「 平行四辺形は、2組の対が それぞれ等しい四角形である。」 と
性質 「 平行四辺形は、2組の対
が それぞれ等しい四角形である。」 を導いたとき、
平行四辺形の
定義 「 平行四辺形は、2組の対辺がそれぞれ[   ]である四角形である。」 と
[     ]を (共通の辺として) 使った。

 性質 「 平行四辺形は、対角線がそれぞれ中点で交わる四角形である。」 を導くには、
 定義 と 何を 使いましょうか。

  平行四辺形A B C D に対角線AC , BD をひき、その交点を O とすると、
  
[        ] と OB = OD を証明できれば、対角線がそれぞれ中点で交わることを示せる。

  線分OA と OB を 2辺とする三角形は
[      ] で、
  線分OC と OD を 2辺とする三角形は
[      ] だから、
  
[      ][      ] の合同証明で使える合同条件は、
  「
[              ] がそれぞれ等しい」 のみとなる。
 よって、AB = CD を主張しなければならない。
  しかし、平行四辺形の定義には、「 辺が等しい 」 という記述がない。


      ( 証明 )
      平行四辺形A B C D がある
      対角線AC , BD をひく。
      対角線ACとBDの交点を O とする。

        
[      ][      ] について
 根拠     
[       ] より、( 錯角が等しいから、)         ( 定義 )
 主張      
[              ] ・ ・ ・ ①
 主張      
[              ] ・ ・ ・ ②

 根拠     平行四辺形の2組の
[               ] から、  ( 証明済みの性質 )
 主張         
[        ] ・ ・ ・ ③
         ①, ②, ③ より、
合同条件   
[                          ] から、
         
△O A B ≡ △O C D である。

         合同な図形の
[        ] は等しいから、
            OA = OC , OB = OD である。
        よって、
         平行四辺形は、対角線がそれぞれ中点で交わる四角形である。
                                         ( 証明終わり )


次回の ㉗
 『 なるための条件 平行四辺形 』 に続きます。