学力の創造と向上 高校・大学受験は通過点 -105ページ目

学力の創造と向上 高校・大学受験は通過点

学力の創造と向上において
何が必要か・何が障害になるのか
などについて考えます
  さらに、必要なものをいろいろ提供してゆきます 

      ㊱ 『 合同と等積三角形を使って 』

  【 合同証明の応用 】

 ○ AB : BC : CA = 4 : 5 : 3 の△A B C がある。
   ABを 1辺とする正三角形A D B 、     ( 点D は 辺AB について 点C の反対側 )
   CAを 1辺とする正三角形C E A を描く。  ( 点E は 辺CA について 点B の反対側 )
   点B と 点E を
   点D と 点C を それぞれ直線で結び、その交点を F とする。
  このとき、
   次の問いに答えなさい。
   (1) BE = DC を証明しなさい。
   (2) ∠D F E の大きさを求めなさい。

  
次の [    に適切な語句や式などを入れてください。


 (1) ( 証明 )
    △A B E と △A D C について
    正三角形は、
[3つの辺]が等しく [3つの角]が等しいから、
    正三角形A D B と 正三角形C E A より、
         
[ AB = AD ] ・ ・ ・ ①
         
[ AE = AC ] ・ ・ ・ ②

     ∠E A B  = 
[∠C A B ] + 60°
    
[∠C A D ] = [∠C A B ] + 60°だから、
       ∠E A B = 
[∠C A D ] ・ ・ ・ ③

    ①, ②, ③より、
     
[ 2辺とその間の角がそれぞれ等しい ] から、
    △A B E ≡ △A D C である。

   合同な図形の
[対応する辺] は等しいから、
     
[ BE = DC ] である。
                  ( 証明終わり )

 (2) ∠D F E の
[対頂角] は、∠B F C である。

   2点A , F を通る直線をひき、( 辺BC との交点を G として、)

   三角形の外角 を考えると、

      ( ∠G F B = ∠A B E + ∠F A B
       ∠G F C = ∠A C D + ∠F A C  となり、 )

      ( ∠B F C = ∠G F B + ∠G F C
       ∠C A B = ∠F A B + ∠F A C  だから、 )

   ∠B F C = ∠A B E + ∠A C D + 
[∠C A B ]  ← ( やじり形の1つの凹の角は、3つの凸の角の和に等しい )

   (1) の 
△A B E ≡ △A D C より、
   合同な図形の[対応する角] は等しいから、
   ∠A B E = [∠A D C ] である。
  よって、
   ∠B F C =  ∠A B E + ∠A C D + ∠C A B
         = [∠A D C ] + ∠A C D + ∠C A B

   △A D C において

   [∠A D C ] + ∠A C D + ∠C A B + 60°= 180°

  ゆえに、∠B F C = 
[∠D F E ] = 120°

  (答え)  
∠D F E = 120° である。


 ○ AB : BC : CA = 5 : 3 : 4 の△A B C がある。
   ABを 1辺とする正方形A E F B 、       
( 点E, F は 辺AB について点C の反対側 )
   CAを 1辺とする正方形C G H A を描く。   
( 点G, H は 辺CA について点B の反対側 )
   点E と 点C を
   点B と 点H を それぞれ直線で結び、その交点を P とする。
  このとき、
   次の問いに答えなさい。
   (1) EC = BH を証明しなさい。
   (2) ∠E P H の大きさを求めなさい

 (1) ( 証明 )
    △A E C と △A B H について
    正方形は、4つの辺が等しく かつ 4つの角が等しいから、
    正方形A E F B と 正方形C G H A より、
         AE = AB ・ ・ ・ ①
         AC = AH ・ ・ ・ ②

     ∠C A E = ∠C A B + 90°
     ∠H A B = ∠C A B + 90°だから、
      ∠C A E = ∠H A B ・ ・ ・ ③

    ①, ②, ③ より、
     2辺とその間の角がそれぞれ等しいから、
    △A E C ≡ △A B H

    合同な図形の対応する辺は等しいから、
      EC = BH である。
                 ( 証明終わり )

 (2) ∠E P H の対頂角 は、∠B P C である。

   2点A , P を通る直線をひき、

   三角形の外角 を考えると、

   ∠B P C = ∠A B H + ∠A C E + 
∠C A B    ← ( やじり形の1つの凹の角は、3つの凸の角の和に等しい )

   (1) の 
△A E C ≡ △A B H より、
   合同な図形の対応する角 は等しいから、
   ∠A E C = ∠A B H  である。
  よって、
   ∠B P C = ∠A B H + ∠A C E + ∠C A B
         = ∠A E C + ∠A C E + ∠C A B

   △A E C において

   ∠A E C + ∠A C E + ∠C A B + 90°= 180°

  ゆえに、∠B P C = 
∠E P H = 90°

  (答え)  
∠E P H = 90° である。



 合同 と 等積三角形を使って、○ ○ ○ の定理 ( □ □ □ □ □ の定理 ) を導く。
 次の [    に適切な語句や式などを入れてください

∠B C A = 90°, CA = b , AB = c , BC = a の 直角三角形C A B がある。
辺CA を1辺とする正方形C D E A 、  ( 点D, E は 辺CAについて点B の反対側 )
辺AB を1辺とする正方形A F G B 、  ( 点F, G は 辺ABについて点C の反対側 )
辺BC を1辺とする正方形B H I C     ( 点H, I は 辺BCについて点A の反対側 )
を描く。

 点B と 点E を
 点F と 点C をそれぞれ直線で結ぶ。
 △A B E と △A F C が 
[   であることを証明する。

  △A B E と △A F C について
  正方形は、
[      が等しく かつ [      が等しいから、
  正方形C D E A と 正方形A F G B より、
       AB = AF ・ ・ ・ ①
       AE = AC ・ ・ ・ ②
   ∠E A B = ∠C A B + 90°
   ∠C A F = ∠C A B + 90°だから、
    ∠E A B = ∠C A F ・ ・ ・ ③
  ①, ②, ③より、
   2辺とその間の角がそれぞれ等しいから、
  △A B E ≡ △A F C ・ ・ ・ ④
   である。

 等積三角形をおさえる。

 点C から 辺AB と 辺FG に垂線をひき、それぞれの足をJ , K とする。

  ∠A F K = ∠C K G = 90°より、   (
[     ] が等しいから )
  
[       ] だから、
  △J A F = △C A F ・ ・ ・ ⑤

  ∠C A E =
[      ] = 90°より、  ( [     ] が等しいから )
  BC // AE だから、
  △B E A = △C E A ・ ・ ・ ⑥

  ④, ⑤, ⑥ より、
  △J A F = △C E A
 そして
  長方形J A F K = 2 × △J A F
  正方形C D E A = 2 × △C E A だから、
  長方形J A F K = 正方形C D E A ・ ・ ・ ⑦


 つぎに、
  点H と 点A を
  点C と 点G をそれぞれ直線で結んで、
  △B H A と △B C G が合同であることを証明する。

  [              
について
  
[                                  ] ので
  
[                      ] より、
       [        ] ・ ・ ・ ⑧
       
[        ] ・ ・ ・ ⑨
  
[                    ]
  [                    ] だから、
    [              ] ・ ・ ・ ⑩
  ⑧, ⑨, ⑩ より、
   [                        から、
  [              ] ・ ・ ・ ⑪
   である。

 等積三角形をおさえる

  ∠B G K = ∠C K F = 90°より、
  
[       ] だから、 
  [              ] ・ ・ ・ ⑫

  [                    ] より、
  [       ] だから、
  [              ] ・ ・ ・ ⑬

  ⑪, ⑫, ⑬ より、
  [              ]
 そして
  長方形J K G B = 2 × [      ]
  正方形B H I C = 2 × [      ] だから、
  長方形J K G B = 正方形B H I C ・ ・ ・ ⑭


 ⑦, ⑭より、
 長方形J A F K + 長方形J K G B = 正方形C D E A + 正方形B H I C
 長方形J A F K + 長方形J K G B = [           ] だから、

 [
           ] = 正方形C D E A + 正方形B H I C

  
[           = c ²
   正方形C D E A  = b ²
   正方形B H I C  = a ²   なので               ( 小学算数 正方形の面積公式 より )

  c ² = a ² + b ²     が成り立つ。


 以上により、

  「 [    ]三角形において、
   
[    の2乗は、他の2辺の2乗の[   ] に等しい。」 という
  中3数学の 
[     の定理 ( [       ] の定理 ) を導いた。


次回の ㊲
 『 三平方の定理が導けた 』 に続きます。