こんにちは。南口です。

怒涛のような日々が過ぎ、やっとこさ日常めいた日々が戻ってきました。

 

ということで、仰々しいタイトルですが、24年中学受験の、私目線の総括をしたいと思います。

 

あしあと


今年お一人だけ、11月から有料でサポートさせていただきました。

この方はこちらからお声掛けしました。このまま落ちるところまで落ちたらまずそうだなと思いまして…

第一志望は残念でしたが、無事、第二志望に合格いただきました。10月に記録した最低偏差値から+9の学校です。本当に良かった✨あ~ドキドキした。

当然、私のサポートだけでなく個別も併用されていますが、相乗効果が出るようにサポートさせていただきました。


宿題のプリントを見て、これは…と思ってお嬢様に会わせてもらった時、てんこ盛りの宿題の山に、次は何をやればいいの?と生気を失った目をしていました。あの手この手を使ってお嬢様のモチベーション上げつつ宿題を取捨選択し、社会の最終強化のために、お勧めの先生を突っ込んでもらったり。

お母様には、もし全部だめならここでもいいです!というおさえの学校を12月になってから急遽見つけていただき、1日午後に、しっかり合格していただきました。それが2日に向けての大きな心の支えになったと思います。最後はとても感謝いただきまして、こちらも感謝です。

 

あしあと

 

いや~しかし、この方以外は大変でした。

 

私の学業が忙しすぎてサポートできていなかった方が数人いらっしゃいまして、そのうちのお二人が、最後の日まで戦うことになってしまいました。途中で話を聞くと、えぇ何でそんなことに・・という状況の方もいたり。お一人は第一志望(S50以上)に合格できる実力をお持ちの方でした。


1月末に学業がひと段落したところだったので、2月1日の入試本番以降は、あの手・この手を使って最後まで走りぬいていただいたのですが、途中、体調が悪くなってお嬢様が立ち上がれなくなったり、本当に満身創痍だったと思います。私も短い報告のLINEを見て、何度も泣いた。


なんとかお嬢様が立ち直れる方法を考えた末、似た経験を持つ先輩中学生に手書きのメッセージを書いてもらったりしました。結果としては、全落ちは避けられたという状況です。

 

あしあと

 

でも、だってと、すっきりしない気持ちで向かった図書館でパラパラと本をめくっていたら、田山花袋先生の言葉が目に刺さる。

 

絶望と悲哀と寂寞(せきばく)とに

堪え得らるる勇者たれ、

運命に従ふ者を勇者といふ。

 

どの学校に通うことになったとしても、それを受け入れる。それって勇者ってことなんだなと、図書館だというのに、また涙が止まらなくなる。

 

お母様、お嬢様は少しずつ気持ちを切り替えていらっしゃるようですが、なかなかそんなに、すぐに忘れられるものではないですよね。。

不合格を続けて何度も見るなんて、12歳には強烈すぎる経験です。

 

あしあと

 

入試期間中、めくってもめくっても「不合格」が出続けると、親よりも子供のほうが自信喪失していってしまう印象を受けました。自分ってダメだったんだと。なので、そうならないための併願組みと、1日の結果が何時に出るかを考えて2日の午前校を決めることが重要だと改めて思いました。


不合格の字を見る

 = 翌日の偏差値が3くらい下がる

 

あしあと

 

2日、3日、4日と日が増えるごとに、偏差値表に出ている偏差値+3ぐらいになっている印象を受けました。それが都心の学校なら猶更強い傾向があったように思います。今年だと、山脇、普連土、三輪田、共学だと開智日本橋。

※都心の学校=右からも左からも、上からも下からも通いやすい位置にある学校

 

これまでなら参入しない層が中受に参入してきているので、特にY/N35-50層は、突き抜ける実力があれば問題ないですが、そうでないなら、過去問の仕上がりをしっかり見て併願を組まないと、本当に失敗すると思います。


    

中学受験の有料サポート(メンタル面フォロー、勉強や過去問の進め方・併願サポート)のご案内などは、こっちのブログ(中学受験の戦略部)に書いていく予定です。3月に少しだけ無料のご相談をお受けする予定なので、ご興味がある方はフォローいただけると幸いです。あ、まだ自己紹介のみですニコニコ


最後に、


塾の先生は、この子は受かる・受からないを、

生徒を見て見抜いていると思います。


本当のことを言うと塾を辞められてしまうかもしれないので、わかっていても彼らは言いません。私も筆跡とか、もしお会いすることがあれば目つきや態度から、当日に力を出せそうなお子さんかどうかを見ています。


今回有料でサポートさせていただいたお嬢様は、11月から各種改革に取り組んで、1月中旬になってから筆跡が劇的に美しく変わりました。別人?と疑うぐらい変わって、びっくりしたぐらいです。

どんな風に変わったかは戦略部のほうで今後ご紹介します。

だから、努力して、努力して、最後に自分で掴んだ合格。本当におめでとうございましたお願い桜


不本意な結果で終わってしまった皆様も、

きっと楽しい学校生活が待ってます✨

住めば都ピンク薔薇

学校が始まれば、偏差値など忘れます😊


24年組の皆様、お疲れ様でした桜