最近動画やE-learningを視聴するときに
等倍のスピードが少し物足りなく感じるようになってきました。
気づけば1.1倍や1.25倍で再生することが
当たり前のようになっていて
もはや普通の感覚になってしまっています。
「タイパ」という言葉を意識してそうしているつもりは
なかったけれど、
振り返ってみると私も知らず知らずのうちに
時間を効率よく使いたいという気持ちが
行動に表れていたのかもしれません。
ドラマもTVerなどで観ることが多くなりました。
あるときテレビで俳優さんが
「役者は間やテンポにこだわって演技しているのに」と
早送りでの視聴が主流になってきた今の風潮に
戸惑いを感じているようなコメントをされていたのを
思い出します。
確かに少し速めて再生することにはもう慣れてしまっていて、
利だなと思うことも多いのです。
ただその一方で
聴いている内容にうまくついていけなかったり
後から「あれ?」と気になって
もう一度戻って聴き直すようなこともあります。
そんなとき最初から等倍速でじっくり聴けば
よかったかもしれない…と思うことも少なくありません。
それでもつい再生速度を速めてしまう日々なのです。
けれど今日、定期的に聴いているvoice serviceを
いつものように再生したとき、
うっかり設定を変えるのを忘れてしまって
等倍のままで聴いてしまいました。
・・・驚きました。
話し手の本来の声、息づかいやテンポ、言葉と言葉の間合い
・・・そういったものがちゃんと耳に届いて
いつもよりも深く、内容が心に染み込んできたように感じました。
倍速で聴いていたときとはまるで別の話のように
印象が変わっていたのです。
なんでも速ければいいというわけではないのだなと
改めて思いました。
「効率よく」ではなく、「しっかり聴く」。
それが必要なものは自分の中できちんと選び分けていく
必要があるのかもしれません。
さらっと2回聴くよりも、じっくり1回聴く。
そのほうがちゃんと届くこともある。
今日ふとしたきっかけからそんなことを思ったのでした。