ひとことで着物と言っても、じつは様々な種類のものがあります。

 

着物と聞いて、どんなものを思い浮かべますか?

 

人によっては、ゴージャスな振袖が想い浮かぶかもしれません。

また、花火大会に着ていく浴衣も身近ですよね!

結婚式で新郎新婦の両親が着ている黒留め袖も、式に参加する度に目にしますね。

 

 

着物に慣れていない人や関心が低い人にとっては、どれも同じに見えるかもしれません…

 

ですが、まったく違う特徴を持っています。

今回は、着物の見分け方をとってもシンプルに紹介していきます。

 

 

 

フォーマルな着物は6つの種類に分けられる

 


★色留袖
★色無地
★黒留袖
★訪問着
★振袖
★付け下げ

着物は第一礼装として最も格式が高いことから既婚女性、未婚女性の正装として用いられています。
略礼装は入学式やお正月など、華やかな場所に着ていくための着物です。

 


着物はしきたりが厳しそうというイメージがあるかもしれませんが、昔とは大きく変わりつつあります。
色留袖は既婚女性の正装だったのですが、今では未婚女性も着られるようになっています。


色無地は帯によってカジュアルさを出すことも出来ますが、色喪服としてお通夜に行く時にも着られます。
ただし、灰色や薄紫など地味な色合いにしないと色喪服としては成り立たないので注意しましょう。


既婚女性の第一礼装となるのが黒留袖です。
結婚式に参列したことがある人は見かけたことがあるかと思いますが、新郎新婦の母親と親族だけが着ているところを見たことがあるのではないでしょうか。


振袖は誰もが知っているように、成人式に見かけるものです。
未婚女性の第一礼装になりますが、未婚女性であっても年齢を重ねている場合、振袖は避けましょう。

振袖=若い未婚女性が着るものという認識があるからです。


第二礼装として知られているのが、訪問着と付け下げです。
同じ第二礼装と言っても、付け下げは訪問着より格下の着物になります。


 

よりカジュアルな着物とは?

 


着物と言えばフォーマルなイメージしかありませんが、カジュアルな着物もあります。

★紬
★小紋
★浴衣

紬は普段着などカジュアルな面で着られる気ものです。
生地が柔らかいことから、初めて着物を着る人にオススメ出来るものです。

高級な生地を使って仕立てた紬はオシャレ着としても活用している人が多いようです。


小紋は一般的な小紋と格式の高い江戸小紋があります。
江戸小紋は遠くから見れば無地に見える細かなデザインであり、略礼装として使われていることもあります。
一般的な小紋は着物全体に柄付けされているカラフルなものが多く、普段着などに使われることが多いです。


最後の浴衣は、夏のお馴染みの着物でしょう。
汗を吸収しやすい木綿で仕立てられているので、夏に着るには最適です。

昔ながらのデザインのものもありますが、デニムで仕立てられた浴衣、洋装とミックスされたデザインのものなど今だからこそ着られるデザインのものも増えています。

 

 

 

まとめ

 

 

いかかでしょうか?

 

同じ着物でもこんなに種類があり、目的ごとに選ぶ着物も変わります。

 

今回は全体像が分かりやすいようにさらっと説明させて頂きました。

 

お役に立てれば幸いです。