新幹線殺傷事件に思う連帯という言葉の意味 | 語学と読解、文化の違いを楽しむ外国「語」人

語学と読解、文化の違いを楽しむ外国「語」人

英語、フランス語、日本語を教え、翻訳をしながら思うこと:
語学力も大事だけど読解力を養わないとね。
15年以上ヨーロッパで暮らし、三か国で子育て。
フランスやベルギーのこと、子育てのこと、文化の違いについて書いています。

 

フランス語や英語でよく使われる言葉で日本人があまり使わないものの一つに、「連帯」がある。

日本語で連帯と言うと左翼活動家みたいになってしまうのだが、フランスなどでは政治的な意味に限らず色々な場面で使われる言葉だ。

「連帯」、英語でsolidarityフランス語でsolidarite (最後のeの上には何か付きますが、文字化けする恐れがあるのでここでは省きます)。

日本語では「団結」と訳されることも多いが、「団結」では合わないことも多い。

日本語で強いて説明すれば、困っている人への共感とか、窮地に陥った人の立場に立って、自分のこととして考え、行動しようとする意識と言えるだろう。

日常的な場面で使われる場合は、「助け合いの精神」が近い。

だが、「助け合い」では困ることもある。

例えば、難民を受け入れる時やテロが起こった時だ。

「テロの犠牲者とのsolidarite」を訳そうとすると、助け合いでもおかしいし団結も違う。

最近よく使われる「つながる」 という動詞が合っている。

なぜこんな話を長々とするかというと、フランス人の知人が東京を訪れた時の出来事を思い出したからだ。

新幹線で突然男がナタを振り回し、 切りつけられた女性を助けようと立ち向かった男性が一人で殺されてしまったというニュースを聞いた時に。
(つづく) 

 

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