こんにちは✨
看護師の仕事を通して、これだけは、少しでも多くの方に知っておいて欲しいと思う事があります。
こんな言葉を聞いた事がありますか?
「ACP」
アドバンス ケア プランニング
人生の最終段階で受ける医療やケアの事です。
実はこれ、、、とても大切なことなんです!
終活という言葉は、ご存知ですよね🎶
自分の命が終わりを迎える時の為に、準備しておいたり、終わった後の事を決めておいたり、お墓の準備やお葬式の事などノートを作られる方もいらっしゃると思います🎶
きっと人生の折り返しを過ぎて、老後が近くなってきたら、考えることだと思っているかもしれません。
が!!
人生いつが何があるのかわかりません。
今は医療がとても発達しているので、昭和より平成、平成より令和と、日進月歩で医療は発達していて、助からなかった命が助かります。
それは大切な人の命が助かるという事で、とても嬉しい事です✨
しかし、また別の側面もあります。
(想像してみて下さい🌱)
あなたは、ベッドの上で寝ています。
でも身体は動きません。
歳をとりました。
だんだん足腰が弱り、上手く動かなくなってきて、硬いものが食べにくくなって、病気にもなりました。
見上げると白い天井、、、
たまに看護師さんやお世話をしてくれる方が来ます。
そう、幸い病院で一命を取り留めて、助かりました✨
良かった!
あれ、でも言葉はうまく出ません。考えも何だかまとまりません。
あなたの気持ちはしっかりあるのに、、、
痒い所があるのに、痒い所がかけない。
暑いのに、暑いと言えない。
心はあるのに、自分では動けない状態。
でも、お鼻から管が入って三食栄養が胃に送られてきます。
お風呂やお下のお世話、、、
たまに話かけてくれるスタッフと、たまにくる家族。
ほとんどは病院の壁や天井を見つめて過ごす日々。
痰は上手く出せないので、定期的にお鼻から管が入って吸引されます。
お鼻は痛いです💦
お鼻から栄養が入って、これが長い方で10年近く続きます。
口から食べられなくなった時、その後どうするか?
自分が食べられなくなった時、どうしていきたいか、家族と話し合いをした事ありますか?
また、いつ、そんな日が来るのか、誰にもわかりません。もしかしたら、事故や転倒で頭をぶつけて、ということもあるんです。
食べられなくなった時、選択肢は大きく3つ
①経管栄養(鼻から胃へ管を入れる)
数ヶ月〜10年以上、身体状況や個人差あり。
②点滴のみ(概ね水分補給程度)
長くて数ヶ月、身体状況や個人差あり。
③中心静脈栄養(高カロリー点滴輸液)
頸部や鼠径部分(大腿付け根)の太い静脈に高カロリーの点滴を入れる。
年単位、身体状況や個人差あり。
入院時に医師より説明を受けますが、まさかこんなに長くなると思わなかった。費用が厳しい、周りの親戚に生かされていて可哀想だと言われた等、後から言われることがあります。
医師からの説明は、わかるけど何となく、お腹の中にまでは落ちていないんだなと思います。
あなた自身、私自身、今までの人生を、色々葛藤したり、失敗したりしながらも、自分で選択して、今を生きてきたのでは、ないでしょうか。苦戦した事もあったでしょう。
あなたの年齢🟰年数分!誇らしいです✨
それは、あなたの生きた実績✨
だからこそ!人生の最終選択も、自分自身で選択できるように、その後の選択の意思を家族に伝えてあげて下さい。
家族も大切な人の命の選択を任される事で、つらい思いをされるかもしれません。
またあなたの大切な両親の思いを聞いてあげる事も、とても大切なことだと思います✨
みなさんとそのご家族が、より良い時間を過ごせますように✨
最後まで読んで頂いて、ありがとうございます🌟
あなたの人生に幸多い事を、心からお祈りいたします✨