現代社会はストレス社会と言われ色々な場面でストレスがかかっています。

 

それが元で心の病になったり他の病気をも誘発したりし、病気と闘わないといけなくなり新たなストレスが加わって来ます。それが自分の事であってもストレスの上にストレスでは参りますね。

 

自分の事でもダメージが大きいのに、それが家族の事となるとよけいにストレスが大きくなる事もあります。

 

例えば自分の子供が心の病の状態になり、学校に行けなくなったり仕事に行けなくなったりしたらどんな気持ちがしますか?

 

心の病という事を理解出来なかったり、毒親が良く言うように仮病じゃないかと思ったりすると、ついつい子供を叱ったりして責めてしまいます。

 

そうすると子供はよけいに心の病は重症化し回復に相当な時間がかかります。それでまた自分へのストレスも大きくなりまさに負の連鎖ですね。

 

他人ならそこまでストレスもかからないでしょうけど、家族など関係が近いほどストレスは大きくなります。ましてや親が毒親なら相当なストレスを受け、毒親と子供の板挟みで心身の崩壊にも繋がりかねません。

それだけ家族の心の状態が自分の心を奪っているのですね。

 

それまで普通に暮らしていたのに突然に家族が心の病となったりすると、その現実を受け入れるだけでも大変なエネルギーが必要です。その上で家族の心に寄り添って行くとなるともはや闘いですから他人には計り知れない重圧です。

 

むしろ病気を理解せずに毒親のように家族を責めている方が自分の心は楽かも知れません。しかしそれでは病気の家族はよけいに心のダメージを負い、結果的に自分の負担も大きくなって自分の心さえ不安定になってしまいます。

 

心の病は簡単には回復しません。個人差はありますが多くの時間を費やす事になると思います。

 

例えば仕事から帰って来た時に毎日のように子供が感情を失った能面のような顔をして、話しかけても殆ど返答をせず部屋の中に引きこもっているような状態を見続けていると、将来を悲観してしまったり親である自分を責めてしまったりする事もあります。

 

心の病は回復までに時間がかかる事を理解し、焦る気持ちを抑えてゆっくりと関わって行く事で自分への負担も一気にのしかかる事は少しは防げると思います。

 

間違っても毒親のように自分の気持ちだけをぶつけてしまわないようにしないと、しまいには家族の崩壊へとなってしまいますから慎重に向き合って行きましょう。

 

人にもよりますが、自分では強いと思っていても意外と心はもろいものです。

自分の心が子供や毒親など家族の犠牲になり、自分自身が心の病とならないようにくれぐれも気を付けて下さい。