自分で自分の事が好きですとはなかなか言えないかも知れないですね。


親育ちなど自信がなかったりネガティブな人はよけいに自分が嫌いですね。ただ、声に出して自分が好きと言う必要はなく、自分の事が好きであれば良いと思います。

 

なぜ自分の事が好きにならないといけないのか、それは自分の事が好きになれないと人の事もなかなか好きになれないからです。


毒親育ちだと嫌いな部分がわからない事もありますが、多くの人は自分の事が嫌いな場合、どういう所が嫌いかと事をすぐに思い浮かべられます。


例えば、優柔不断な所であったり、短気な所であったり、口が悪い所であったり、色々ありますが、自分で気付いたり自覚しているとそれを悪い部分と思うでしょう。
 

そちらに意識が向くとなかなか良い部分に目が向かなくなります。

なので人の事もすぐに悪い所を見てしまい、なかなか良い所を気付いてあげれなかったり言葉に出来なかったりします。


これが毒親育ちには多い訳です。
 

中には自分の事がすごく好きで、悪い事は考えないというような人もいますが、全体的にはそういう人は少ないと思います。


何か指摘されたりしたら自分には能力がないとか、自分より出来る人を見て、ああいう人になりたいと羨ましく思い、更に自分を嫌いになったりします。しかし、それではネガティブな感情に支配され何事も良い方向へ向かず負の連鎖になってしまいます。
 

まずはどんな小さな事でも自分で出来た事などを自信にして、そこから自分を好きになれるようにしましょう。
 

頑張って料理を作ったとか、頑張って学校や会社に行ったとか、頑張って本を1冊読んだとか何でもいいので、そんな頑張り屋さんの自分が好きと心の中で言ってみましょう。


そういう言葉を繰り返し心の中でも唱えていると心の中は自分を好きな状態になります。自分の事が好きになれば心に余裕も出来て、人も好きになる事が出来るはずです。そうすると人が何か少しでも出来た事などに、そういう所が好きだと思えるようになり、人に対しての接し方や声のかけ方も変わって来ると思います。


自分を好きになるという事は自信にも繋がるので、心の病になったりする不安定な状態にもなりにくくなる可能性もあり、自分の心の状態が安定していると人の心を落ち着かせる事が出来るような存在にもなれると思います。

自分を好きになると人を助けられるという事ですね。


普段の生活の中で自分を好きになるという事を殆ど意識していなかったと思いますが、ぜひ自分の事を好きになって、その気持ちを人にも伝えて行けるようになったらいいですね。

もちろん好きになれるような人物にならないといけませんが。


過去の自分は好きではなかったとしても、これから先の自分は好きになってみましょう!