私は、スポーツ選手、スポーツ指導者、学生さん(特に何らかの難問を抱えている方)のコーチングをやってきました。

今、怒りを感じることの1つは、コーチングで騙されたとか、詐欺にあったとかいうことを聞くことが多いことです。

そこで、被害者に合う確率を少しでも減らすために、思うこと、できることをまとめて見ようと思います。

 

なぜ、コーチングは胡散臭いのか?

まあまあ、大きな理由は3つあります。

1. 何を受け取ることができるのか明確ではない

  アドバイスであったり、気付きであったりという無形のものがメインですね。

  いわゆる教材的なものがあっても、大きな文字で書かれたスライドの印刷物に過ぎず、コンテンツ量としては極めて少ないのが普通です。

2. 必ずしも会わないでもよい。

  そうなると、最悪のケースでは、お金だけをとられて逃げられてしまい、何のサービスを受け取れないということもありえます。

  そしてもう1つ。自らが動かないと始まらない部分もあるので、何もしない間に、コーチング期間を終了してしまうという可能性もあります。

3. 資格がコーチングの実力を証明しない

  資格は確かにあるんです。でも、コーチングスクールに何十万か払って、何十時間か勉強するともらえる資格です。

  つまり自動車の運転免許と同じようなものです。免許取り立ての人に、運転を習いたいですか?

  もちろん素晴らしいコーチもいるでしょうが、見極めこそが大切です。

 

でも、もっと大きな理由があります。

それは、コーチングにより相手の困りごとがばっちり分かってしまいますので、そこに漬け込んで、次々と高額のセミナーだったり、商品だったり、サービスを買わざるを得ない状況になってしまうことです。ひどい話だと、マインドコントロールされているという話もあるとか。

 

その第一歩は、多くの場合「セミナー」ですね。

「すぐ稼げる」系のセミナーが、怪しいということは、普通に考えたらすぐにわかると思います。

そんなに簡単にお金が稼げるならば、セミナー講師なんてやらないで、自分でセミナー内容をどんどんやりますよ。

本当はとても大変だし、リスクも大きい。だから、自分ではやらずに、セミナー講師という形で、安全地帯にいるわけです。

 

そこで、怪しげなコーチングを見極め、騙されないようにするために、3つの方法を考えてみました。

 

1. コーチに、これまでにどんな成果を上げたのかを具体的に聞いて見る (調べられるならば調べる)

どんな資格を持っているか、何人のコーチをやってきたか、何年間やってきたかは関係ありません。世界で何万人が同じメソッドを使っていようと関係ありません。あなたの目の前のコーチが自分でどんな成果を上げたのかどうかを聞いてください。守秘義務があるからとか言い訳をして、具体的な話ができないのであれば、もしかしたらその方は実際には活動の成果がほとんどない可能性があります。

 

コーチングスクールにコーチをお願いしようとしているなら、もっと注意が必要です。売れっ子コーチは、会社の看板になっているかもしれませんが、そのような人はすでに十分なクライアントを持っていることでしょう。ということは、あなたの担当になるコーチは、十分な実績を持っていない可能性が高いでしょう。もちろん、「15年の実績があります」とかいって安心させようとしたり、「とても誠実な方です」とかいうコーチの持つべき人柄のほんの1つだけを取り上げたり、「話しやすい方で、○○さんに向いていると思います」というように相性の良さを押されたり、「以前も、ちょうど☓☓でお困りの方のコーチをしていた方なので」みたいな共通点を上げてきたりと、ベストなマッチングは努力してくれるでしょうが。

 

2. 契約をする前に、友人や、先輩や、両親などに一緒に会ってもらえるか聞いて見る

コーチの中には、かなり悪徳なやり方で契約を取る人もいると聞いています。そういう人に騙されやすい人も、世の中にはいるということです。会うと騙されてしまうかもしれませんので、実際に会う前に、「友達(先輩や両親でも可)を連れていってもいいですか?」と聞いて見ましょう。部屋の都合とか、定員があるとか何かと理由をつけて断って来るようであれば要注意です。相手が一人だと、自分のペースに持っていきやすいので、そういうシチュエーションを作って、契約に持っていこうとしている可能性があります。逆に実際に誰かと一緒でもよいとなった場合には、一番信頼でき、騙されにくそうな人を連れて行くとよいでしょう。(特に学生さんや20代の方にはおすすめします)

 

お金の悩みがある人であれば、投資セミナーとか、副業セミナーに興味を持つかもしれません。そういう人であれば、お金の悩みがなさそうな人に、セミナーについてどう思うか、怪しそうなところがないか、ホームページとか、告知のメールとかを一緒に見てもらってアドバイスをもらってはどうでしょう?曇りのないメガネで、新鮮な意見をくれるのではないかと思います。

 

3. 契約をすることに対して、言葉にできないモヤモヤがないか、自らに問いかける

自らを何らかの形で変えようとする人が、コーチングを受けるのですが、自らを変えるという決断や勇気というのはもちろん必要になるでしょう。相手はそこを突いてきて、契約を迫ってきます。「勇気を出すことが大切です」 「さあ、ここから自ら変わる一歩を踏み出しましょう」 「成果を出す人の特徴は、すぐに行動に移すことです」 こんな殺し文句を使ってきますし、実はこういうことが大事だということが、事前の無料セミナーですでに刷り込まれていたりします。

 

お金を払ってしまってから、「○○になったらどうしよう」というモヤモヤがないか、今一度、立ち止まって考えて見ましょう。「今だけ」とか、「3名だけ」とかと、希少性をちらつかせた、契約のクロージングも常套手段ですが、逆に、こんな言葉を聞いたら怪しいと思ってください。相手は、早くお金が欲しいだけでしょう。

 

 

【私が考える、理想の契約の形】

こんなコーチング被害者が増えて行ってしまうことは、本望ではありません。

そこで、どんな契約が理想的であるのか、私なりに考えてみました。

 

1.相手の人となりを分かってから頼める

  自分の人生にアドバイスをくれる人を選ぶのですから、当然のことですよね。

  ネットで調べる、講演を聞くだけではなく、会ってみる、他の人も交えて話してみることを通して、よくその人が評価してから契約できる。そうすれば、その人に本当に役立ちそうなのかの見通しはつくはずです。

 

2.コーチングの成果と、報酬を連動させる

  コーチだって人間です。コーチだって生活があります。

  先にお金が入ってしまえば、安心してしまうことだってあるでしょう。

  営業が優先になり、クライアントのコーチングが後回しになってしまうこともあるでしょう。

  そうならないような、支払い方法を契約に盛り込むことは、コーチとクライアントの双方にメリットがあるはずです。

  いわゆる、成果報酬とか、成功報酬という考え方です。

 

こんな世界を実現しようとしているのが、私のコーチングです。興味がありましたら、ホームページも見に来てください。