小学生、中学生、高校生にかぎらず、学校の勉強というのは、どんどん進んで行きます。

ですので、今学習している内容を理解することが大切なのはもちろんですが、
ずーっと使える、「学習のプロセス」をきちんとつくり上げることが、もっと重要です。

我が家にも、2人の小学生がいます。

よく観察してみると、面白いことが分かるのです。

学校からの宿題(算数でも、国語でも)があったとして、
- 宿題に取り掛かろうと決めてから、最初の1文字目を書き出すまでに、20分
- 最初に1文字目を書き始めてから、最後の1文字を書き終えるまでに、15分-40分
- 最後の1文字を書き終えてから、片付けが終わるまでに、20分

なぜ、始めるまでに20分もかかるのか?
簡単にいうと、本人は遊びたいと思っているからです。
意図的に、宿題へのとりかかりスピードを遅くしているのです。

なぜ、宿題に40分かかるのか?
小学校低学年の宿題であれば、本来は15分くらいで終わるはずですし、
実際、集中してやれば終わるのです。

長い時間がかかってしまうのは、必要なものがすべてそろっていない時です。
たとえば、消しゴムが必要なのに、消しゴムを探すのに5分かかるとか。

もう1つは、何か別のことを同時にやっている時です。
テレビを見ながらやっている。お菓子を食べながらやっている。

これは確実に時間がかかるパターンですね。

ここまでに、60分もかかってしまうと、もう片付けをしたり、明日の学校の時間割を
そろえる気力はありません。

夕食の時間は遅くなり、寝る時間も遅くなり、遊ぶ時間はないという悪循環です。


これを断ち切るには、効果的な「学習のプロセス」を、習慣づくまで覚えこませることが
大切です。

1. 宿題をやると決めたら、他のことを一切シャットダウンする(テレビ、ゲーム、おもちゃ)
2. 必要なものをすべて机に上に出す(削った鉛筆、消しゴム、定規、教科書など)
3. 問題や、該当する教材に書いてある内容を端から端まで声に出して、素早く読む
   多くの場合は、読んだどこかに答えがあるので、きちんと読むことが早く終わることに
   つながります。
4. 問題の解答を考えて、書き込む
5. 解答が書き込まれたものをもう一度読む。
   多くの不注意による、問題飛ばしや、ケアレスミスは、自分で発見することができる
   ものです。
6. 終わるまで、3に戻る。
7. 終わったら素早く片付ける。

ポイントは、1~7の各手順の「間」で休まないようにすることです。

最初は、
・はい、消しゴム出して
・はい、問題の1番読んで
・はい、答えを書いて
・はい、書いた答えを読んで
・はい、問題の2番を読んで
といった具合に、プロセスに従わせるように指示をしていきます。

これをやると、いままで80分かかっていた宿題が、15分で終わることを体験できます。
そうなったら、しめたものです。
その後、指示の量を少しずつ減らしていけば、学習のプロセスが習慣づいてきます。

多くの場合、宿題の内容である「答え」を教える必要はありません。特に小学校低学年の場合は。
本人が、問題をきちんと読んで、答えも読むと、もし最初に書いたものが間違っていたとしても
「あっ!」といって、自分で気づいて直すことができるものです。

もし、悩みがございましたら、コーヒー一杯で相談に乗ることも可能です。