試合に勝てない3つの原因とその根っこにあるもの
飛田 基(理学博士)
前回のブログ記事で、三つの代表的な症状を挙げました。では、これらの症状の原因は何なのでしょうか?
咳が出る、熱が出る、お腹が痛いといった症状には、原因(例えばインフルエンザ菌が体に入ったとか)があるように、テニスで起きる症状にも原因があるのではないでしょうか?
私は、テニスの世界でこれらの症状を引き起こす病気を、「ベタベタ病」、「ふわふわ病」、「スカスカ病」と呼ぶことにしました。目に見える症状は、これらの病気のうちの1つ、あるいは2つ以上が発病すると起こるのです。まずは、それぞれの病気の特徴を見ていきましょう。
「ベタベタ病」は思い込みにとらわれてしまい、抜け出せない病気です。あなたが、「技術が足りないから勝てない」、「もっと攻めないとポイントが取れない」、「頭では分かっているけど、体が思い通りに動かない」などと感じることが多いとしたら、この病気に冒されています。この思い込みをすべて取り除くのは、非常にやっかいです。一つの思い込みを取り除いたと思ったら、別の思い込みが現れたりするからです。取り除いたはずの思い込みが、また知らないうちに頭の中に戻ってくる場合もあります。他人のことはよくわかるのに、自分のこととなるとうまく直せないのもこの病気のせいです。
「ふわふわ病」は気持ちがあちこちに分散してしまう病気です。言いかえれば、「集中できない」病気です。次のポイントを攻めようか、それとも、守ろうか決められないうちにポイントをプレーしてしまうことはありませんか?「これからもスライスに磨きをかけていこうか、それともトップスピンに切り替えようか」と迷ったまま何年も経ってしまってはいませんか?「上手くなるためには、ボレーも練習しないといけないし、サーブも強化しないといけないし、やるべきコトが多すぎる」と感じてはいませんか?このようなモノの考え方には「集中」が欠けています。これが「ふわふわ病」の症状です。
「スカスカ病」は自分で考えられない病気です。グリップ、ステップ、打点、スイングなどの知識は豊富に持っているのですが、それらの知識を試合で使いこなし、効率的に勝利につなげることができないのです。コーチに教わったことは、「そういうものか」と思って、身につけるのです。その時は、上手くいくので、教えた方も、教わった方も大満足です。でも、しばらく時間が経つと、やり方を忘れてしまいできなくなってしまいます。問題は、「やるべきこと」は教えられて理解しているのですが、「なぜ、それをやると自分が抱えている問題を解決できるのか?」、「なぜ、それをやるとプレーが向上するのか?」といった大切なところまでは十分に理解できていないことにあります。理解できているかどうかを自分でチェックする方法もあります。それは、他の人に説明してみることです。相手が大いに納得してうなづくのであれば、あなた理解レベルも十分と言えるでしょう。そこまで到達していないとすると、教わったことさえ十分にはできません。教わった内容を組み合わせて勝つための作戦を編み出すとなると、さらに難しくなります。あなたが、格下や同格程度の腕前のプレーヤーに、なぜか勝てていないとしたら、この病気にかかっているかもしれません。
実は最近、この三つの病気に共通する病原菌が発見されました。「シコーテーシ菌」(思考停止菌)という名前です。私自身も長い間シコーテーシ菌に冒されていました。しかし、ついに特効薬を発見したのです。これを次回、ご紹介していきます。
「頭を使って勝つテニス」のすべてを学びたいのなら、「勝ちP オンラインテニスアカデミー」へ。
飛田 基(理学博士)
前回のブログ記事で、三つの代表的な症状を挙げました。では、これらの症状の原因は何なのでしょうか?
咳が出る、熱が出る、お腹が痛いといった症状には、原因(例えばインフルエンザ菌が体に入ったとか)があるように、テニスで起きる症状にも原因があるのではないでしょうか?
私は、テニスの世界でこれらの症状を引き起こす病気を、「ベタベタ病」、「ふわふわ病」、「スカスカ病」と呼ぶことにしました。目に見える症状は、これらの病気のうちの1つ、あるいは2つ以上が発病すると起こるのです。まずは、それぞれの病気の特徴を見ていきましょう。
「ベタベタ病」は思い込みにとらわれてしまい、抜け出せない病気です。あなたが、「技術が足りないから勝てない」、「もっと攻めないとポイントが取れない」、「頭では分かっているけど、体が思い通りに動かない」などと感じることが多いとしたら、この病気に冒されています。この思い込みをすべて取り除くのは、非常にやっかいです。一つの思い込みを取り除いたと思ったら、別の思い込みが現れたりするからです。取り除いたはずの思い込みが、また知らないうちに頭の中に戻ってくる場合もあります。他人のことはよくわかるのに、自分のこととなるとうまく直せないのもこの病気のせいです。
「ふわふわ病」は気持ちがあちこちに分散してしまう病気です。言いかえれば、「集中できない」病気です。次のポイントを攻めようか、それとも、守ろうか決められないうちにポイントをプレーしてしまうことはありませんか?「これからもスライスに磨きをかけていこうか、それともトップスピンに切り替えようか」と迷ったまま何年も経ってしまってはいませんか?「上手くなるためには、ボレーも練習しないといけないし、サーブも強化しないといけないし、やるべきコトが多すぎる」と感じてはいませんか?このようなモノの考え方には「集中」が欠けています。これが「ふわふわ病」の症状です。
「スカスカ病」は自分で考えられない病気です。グリップ、ステップ、打点、スイングなどの知識は豊富に持っているのですが、それらの知識を試合で使いこなし、効率的に勝利につなげることができないのです。コーチに教わったことは、「そういうものか」と思って、身につけるのです。その時は、上手くいくので、教えた方も、教わった方も大満足です。でも、しばらく時間が経つと、やり方を忘れてしまいできなくなってしまいます。問題は、「やるべきこと」は教えられて理解しているのですが、「なぜ、それをやると自分が抱えている問題を解決できるのか?」、「なぜ、それをやるとプレーが向上するのか?」といった大切なところまでは十分に理解できていないことにあります。理解できているかどうかを自分でチェックする方法もあります。それは、他の人に説明してみることです。相手が大いに納得してうなづくのであれば、あなた理解レベルも十分と言えるでしょう。そこまで到達していないとすると、教わったことさえ十分にはできません。教わった内容を組み合わせて勝つための作戦を編み出すとなると、さらに難しくなります。あなたが、格下や同格程度の腕前のプレーヤーに、なぜか勝てていないとしたら、この病気にかかっているかもしれません。
実は最近、この三つの病気に共通する病原菌が発見されました。「シコーテーシ菌」(思考停止菌)という名前です。私自身も長い間シコーテーシ菌に冒されていました。しかし、ついに特効薬を発見したのです。これを次回、ご紹介していきます。
「頭を使って勝つテニス」のすべてを学びたいのなら、「勝ちP オンラインテニスアカデミー」へ。