「おはようございます」と居間に座っていたカエール侯爵とフランスア様に私は言う
「おはよう、アリアネ」
二人とも上着を着ていたので、
「お出かけですか」と私は聞いた
「いいえ、今帰ったところだよ」とカエール侯爵は答える
私は黙って、侯爵の隣に座った
「嘘でも出かけると言った方が良かったじゃないか」とフランスア様は
「アリアネに嘘をつかない約束だから」とカエール侯爵は微笑む
「煙草くさいですね」と私はカエール侯爵に言う
本人は自分の服の匂いを確認する
「ああいう所、煙草を吸う人が多いからね。・・・キスしたら、酒の味がするよ。ワタシが何を飲んだか当ってみるか」
私は向かいのソファに座った
「逃げられた」とカエール侯爵は笑う「アリアネにイヤな仕事を頼みたい」
「なんでしょう」
「ジェアンの家でのディナーで護衛兵として行って欲しい」
「分かりました」
つづく
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