ジェアン伯爵の屋敷でのディナーは午後の3時からだった。今日私は落ち着く軍服でディナーに出席していた。
カエール侯爵は他の客と話している間に、私はその世界に踏み入ることなく、全てを見守っていた。
4時半過ぎる、アンヌともう一人の女性が着いた。カエール侯爵はすぐ彼女に声をかけた。
「またお会いできて、嬉しいです、レディーアンヌ」
アンヌは微笑んだ。
少ししたら、侯爵は彼女を庭に招いた。
「お花、好きですか」と
「はい、とても」
「ジェアン伯爵の庭は見事です。一緒に散歩しようかと」
「喜んで」
そして私はベランダから、白く咲く花々の間に隣り合って、歩く二人の姿を。
休憩として、二人が庭にあったベンチに座った。
「少し早いかもしれませんが」とカエール侯爵は言う「アンヌの指に指輪をさしたいです」
「え?」と驚いているアンヌでした
侯爵はアンヌの左手を取り
「この手に是非結婚指輪を」と。そしてアンヌを見つめ、軽く彼女のまだ指輪のない指に口付けた。
「私でよければ」と頬が赤く染めたアンヌだった。
「2日後にポルニャク家の方に行くと当主に伝えてもらえますか。手紙は明日に送りますから」
「はい」
カエール侯爵は立った
「でも」とアンヌは侯爵を見上げる「爵位をなくす寸前の家の娘で本当にいいですか」と少し不安に聞く。
「侯爵のワタシにそのようなことは問題ではありません。それに少しポルニャク家に手を貸そうかと思っています。でもその話は後日当主とするとしよう。もう寒くなってきましたから、中に入りましょう」とアンヌの手を握り、立つのに手伝った。
つづく
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