屋敷に戻ったら、フランスア様は居間のソファに座っていた。
「カエール、出かけていたんだ」
「ジェアンの家で忘れ物をして、とりに」と落ち着いた顔で、カエール侯爵は言う
「結婚のことどうなってる?」
カエール侯爵は兄と話すために、ソファに座る
「今日プロポーズをした。明後日ポルニャク家の当主と話に行く予定です」
「そうか」
「兄上はもう結婚の相手を決めましたか」
「今のところ、結婚は後回し。とりあえず本家に移り、父上の手伝いしようかなと思っている」
「爵位を得る方法を探しているんですか」
フランスア様は微笑む
「相手によって得る爵位は本家を弱めることになるからね」
「それはいい考えです。本家のことをフランスア兄に任せますよ」
「父上と母上は落ち着いたら、また話そう。お前は自分の結婚の話を進めてくれ」
「分かりました」
「最近体調はどう?」と少し心配しているフランスア様だった。
「心配ありませんよ。ジャン兄のことで、少し疲れていましたが、もう大丈夫です」
「無理しないように。明日わたしは本家に引っ越す」
「分かりました。何か必要なものがあったら、執事に言ってください。少し早いですが、ワタシは休みます」
「お休み」
私はただフランスア様に一礼をし、カエール侯爵と部屋まで一緒に行った。
「明日一日ワタシは休むから、アリアネは勉強をしてね」と疲れた顔でカエール侯爵は一日中開けることのなかったドアを閉めた。
つづく
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