【読解力を上げる】
これは、国語教員としての少しマニアックな話になるかもしれない。
ちなみに、今からする話は、どこかでレポートをまとめて学会で発表しようと思っている。
今年の僕のミッションは、
僕に関わる全ての人の読解力を上げること。
それに対して
2019年本屋大賞受賞作品で30万部を突破した
「AI vs教科書が読めない子どもたち」を、読んだ直後だった僕は、自信がなかった。
この本を読んだ方ならわかるだろう。
まず、この話を簡単に。
すごくすごく簡単に。
AIは、得意なこともあれば苦手なこともあり、
算数や理科、世界史などは、東大合格レベルで解くことができる。
ところが、英語と国語という「言語やコミュニケーション」に関するものは、まるでダメ。
つまり、国語やコミュニケーション能力の低い人間は、AIに仕事を奪われる。
AI時代にもっともつけなくてはいけないのは読解力だと、著者の新井先生は言っています。
ところが、衝撃的なラスト
「読解力を上げる方法はない」
という結論を出して終わるというこの本。
これを読んだ直後に
「読解力を上げる」が今年のミッションだと分かった僕は、そりゃもう、なんとか読解力を上げなくちゃとめちゃくちゃ調べたわけ。
そこで、今回はその新井先生がさじを投げた
「読解力を上げる方法」を、なんとか模索して形となったのがこうだ。
まず、
読解力の定義だが
読解力=語彙力+要約力
と、定義されることが多い。
語彙力は、読書や、辞書などで、生きた言葉を学びながら身につけるとしてら
問題は要約力だ。
要約力
これは、話を聞いて、それを自分の言葉でまとめてアウトプットする力。
何か話を聞いたときに、
あなたの言いたいことはこういうことだよねと別の言葉で表現する力。
難関大学から出題されるスクリーニングの問題も、この手の受験問題になる。
ところが、この要約力は、一朝一夕では身につかない。
では、どうやって身につけるか。
小学校低学年なら、
接続詞に注目することだ。
これが文の構成に直結するからだ。
そして、キーワードを見抜くこと。
中学年なら、
段落ごとに、何が一番言いたいことかまとめることだ。(要点という)
そして、要点をつなぎあわせたものが、要約文となり、要約力に直結する。
高学年は、
文章全体で何が言いたいか、一言で掴むことだ。(要旨という)
いわゆるこれが、一文要約となる。
そして、大人は、文章に書かれたことだけでなく、会話の中という抽象的な中でそれが使える。
会議が終わった後、
今日のポイントは、三点だった。
一つ目は、とまとめるトレーニングをしよう。
これはすぐには身につかないが、
図にしてみたり、表にしてみたり、メモして箇条書きにしてみたりしながら、毎日やることで身につく。
学校なら
授業中に習った一時間の中で
「今日の大事なポイントはこれだ。それに対して私はこう思う」と授業の最後に振り返りの時間をとることが必須になる。
読解力は、教科横断的に身につける力だというのが今の僕の出した答えだ。
参考になる人は、参考にしてもらえたらいい。