筋肉の力の発揮されかた
●等尺性収縮(アイソメトリック・コントラクション)
関節角度が変わらない、筋の長さが変わらない収縮。
●等張性収縮(アイソトニック・コントラクション)
関節角度が変わる、筋が伸びたり縮んだりする収縮。
●等速性収縮
一定の速度で収縮する。
等張性収縮よりも等尺性収縮の方が最大筋力は大きい。
なので等尺性収縮の最大筋力と同じ負荷は等張性トレーニングでは動きません。
だいたい最大筋力(等尺性)の約85~80%でやっと動きます。
ということは、ベンチプレスのMAXが100kgだとすると等尺性最大筋力は120kgくらいになります。
ただ、これは上げる動作のことであって、下ろす動作の時は等尺性よりも大きな力を出すこともあります。
筋の長さと力の関係
力とパワー
スポーツで高いパフォーマンスを出すためには筋力そのものよりもパワーが非常に重要になってきます。
筋力とパワーはまったく別物で、「パワー=力(筋力)×速度」で求められます。
しかし、相撲で組み合っていたり、柔道の寝技なんかでは力が重要になってくる場合もあります。
では、力と速度の組み合わせで一番パワーが大きいのは?
最大筋力の時は筋肉の収縮はない(等尺性の運動になる)のでゼロ、逆に速度を極限まで高めると力がゼロ(実際はあり得ないけど)になります。
パワーは力と速度のかけ算なので、一番パワーが発揮される速度と力の関係は、一回だけ挙上できる最大重量を基準に考えた時、50%からそれよりも低いくらいになります。
そして、力の差があればそれ以上にパワーに差が現れます。
筋力が2倍に成長するとパワーは2倍以上になります。
なのでパワーをつけたいと思ったらまずは筋力強化(最大筋力を高める)が一番基本的なやり方になります。
一方、非常に負荷の小さな競技になるとパワーをつけるよりもスピード、技術練習をした方が良いかも知れません。
パワートレーニングをしなくてもいいとは言いませんがそれほど重要でも無さそうなので。
パワーを鍛えるためにはまずは最大筋力の強化。それから1RMの50%の負荷でひたすら速く反復する。回数よりも時間を目安にしたほうがいいかも…ベンチの1RMが75kgの人は37.5kgを10秒間全力!!
とかね(笑)
ただ、速度を上げることには限界があるけど最大筋力を上げることはトレーニング次第で可能です。
パワートレーニングと並行して最大筋力を高めるトレーニングも必要ですね。
筋の長さ(関節角度)によって筋肉の発揮できる力は変化する。【例】アームカールの場合…肘を伸ばしきった状態を0度とすると、個人差こそあるけど、だいたい60~70度くらいの所で一番力が出ます












