よく、長生きしていることしか取り柄のない人間がよく言うセリフだ



 社会を知れ。と


 お前は若いから、まだ社会を知らない。だから黙っていろ


 みたいな

 しかしそもそも、社会とはなんなのか。社会構造のことなのか、社会規範のことなのか、社会学的知識のことなのか


 いまいち判別としない


 社会に似た言葉で世間がある


 世間の正体については太宰治が看破している


 世間というのは目の前の相手だ



 じゃあ、社会は?



 思うにそれは、小さな共同体に各存在している不文律のことなのだろう



 社会の数だけ不文律がある



 社会を知ってるいるから偉い、と思っているようないけすかない奴らは結局のところ、自分が住み着いた小さな世界における常識を、後生大事にまるで勲章のように掲げているだけなのだろう


 国会で踏ん反り返っている政治家に、左官職人の決まりごとが、最初から理解できるだろうか?


 社会のことなど誰も知らないのだ

 

 社会とは人間の営みで、その人間のことを、僕たちはどうしたって理解できないのだから