ラーメンを打ってみました
期待せず適当に打ったラーメンですが、
市販の生麺より美味しいので、
食べてる途中の写真で申し訳ないのですが、アップしてみました。
先日『南極物語』のビデオを見ていると、
その一シーンで面白いことをやっていました。
『手作りラーメン(麺)』です。
スープは、鶏がらスープなどを基本にして、
何とか作り上げられます。
しかし、問題は『麺』です。
ラーメンの『麺』の独特の色・風味は、
『かんすい』を利用して作られますが、
その『かんすい』がないから、ラーメンは作れないとのこと。
南極の奥地では、『かんすい』を買ってくるなんて、できません。
それで、どうしたかというと、
『重曹』を『かんすい』の代わりに使って、
見事ラーメンを作り上げたのです。
でも、ドラマで、しかも南極という極限の地での出来事だから、
たいしたものができなくても満足できたのでは・・・
などと思っていました。
そんなある日、私のラーメンの在庫も切れてしまいました。
昨日・今日と雪模様。
急にラーメンが、しかも生麺が食べたくなりました。
そこで、ドラマの一シーンを再現してみましたよ。
<作った方法>
麺打ちは、細めのうどんを作る要領で。
但し、塩水には、重曹を入れて。
重曹は、小麦粉との重量比で3%程度にしました。
うどん打ちと異なるのは、重曹を入れるところだけ。
小麦粉と重曹を入れた塩水で練って団子状にして、
少し休ませます。
※小麦粉の色が少し茶っぽくなりました。汚れではないよね?
そんなこと思いながら、作業を続行。
※コシを出すためには、しっかりと足で踏むといいのですが、
早く食べたかったので、割と適当にやりました。
打ち粉をしながら板状にしてたたみ、
端から麺包丁の代わりの中華包丁で、細く切りました。
※あまりコシが強くなければ、ケーキ用スケッパーでもいいかも。
とにかく刃に、あまりカーブがなければ良いです。
この時、たっぷりの打ち粉を使わないと、
麺を切ったはしからくっつくので要注意です。
たっぷりのお湯で、麺が浮き上がるまで下茹でし、水に放ちました。
合間に作ったラーメンスープで、
麺を再度浮き上がるまでさっとゆで、
いただきました。
スープは、失敗の少ない味噌味です。
少しでもラーメンっぽいのができればなあ、と、
全く期待せずに作ったものの、
あまりにもラーメンらしくなり、
嬉しくなり急きょアップすることにしました。
ほとんど手で練ったくらいなので、コシがあるとはいえなかったものの、
ソフトで美味しい麺になりました。
味も風味も、まさにラーメンです。
うどんもそうですが、30分程度で作り上げた麺でも、
そのへんで売っている市販の生麺より美味しくできますよ。
あなたも良かったら、どうぞ。
<追記>
以前は大量の業務用しか販売されていなかった『かんすい』も、
今は家庭用が気軽に買えるようになっています。
重曹で十分美味しかったのですが、
ラーメン好きの方は本物の『かんすい』をどうぞ。
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