タクアンのキツイ甘さをカット! | スィンクゥ考えてする料理!基本・簡単?レシピを生かすブログ

タクアンのキツイ甘さをカット!

タクアンのキツイ甘さをカット!


塩分控えめの流れの中で、薄塩のタクアンが増えています。
そして、薄塩による旨さのの不足を補うために、甘いタクアンが増えています。
それは良いのですが、中にはあまりにもキツイ甘さのタクアンがあります。

先日近くのスーパーから買ってきたタクアンは、まさにこれ。
甘すぎて、しかも不自然な化学調味料の旨みが強すぎる!!

お茶請けにしようと一本まるごと買ってきたので、ハタっと困りました。

捨てるのもしのびないし、かと言って、このまま我慢して食べる気にもなれません。

そこで、ちょっと考えて、伝統的な料理方法の技を転用してみたところ、おいしく食べることができたので、ご紹介します。


『タクアンのキツイ甘さをカット!』した伝統的な料理方法


その伝統的な料理方法は、『(塩漬けした)干物の塩抜きの方法』です。

『(塩漬けした)干物の塩抜きの方法』は?


スーパーなどで普通に売られている干物は、そのほとんどが薄く塩したもので、塩抜きの必要がありません。さかな市場や海から離れた地域で見かける、『強く塩した干物』を塩抜きする場合の方法です。

<多くの人がとってしまう誤った方法>
『塩漬けしたものから塩を抜くのだから水につければいいんじゃない?』

こう、考えるかもしれません。

これでは、上手く行きません。
塩漬けしたものを水につけると、表面は塩が抜けるだけでなく水っぽくなり、しかも、内側はしょっぱいままです

それでは、と、長く水につけておくと、今度は、全体が水っぽくなります。
塩漬けした筍(たけのこ)等で、じっくりと味を煮含めるのなら、それもいいかもしれませんが、干物を焼くのならどうしようもなくなってしまいます。
塩が抜けて無ければしょっぱすぎるし、水っぽくなれば旨くない。

では、正しい塩抜きの方法は?
それは、次のとおりです。

正しい『(塩漬けした)干物の塩抜きの方法』


正しい塩抜きの方法は、干物を、『薄い塩水』につけることです。

意外でしょっ?
つけるのは、真水にではなく、薄い塩水になのです。

これで、『水っぽくならず、塩気が抜けます。でも、旨みは抜けません。』

濃さは、一般的には、0.5~1%。1リットルの水に対して、塩小さじ1~2杯(5~10グラム)程度です。
塩味を残したいときには、もう少し濃くしておくとよいでしょう。加減を見て調節してくださいね。あまり濃くしすぎると、塩が抜けないだけでなく、逆に塩をきつくしてしまいますから。


正しい塩抜きの方法は、お分かりいただけたと思います。


で、私がどうどうやって『タクアンのキツイ甘さをカット!』したかですが・・・

ご想像通り、
薄い塩水に、その甘さと不自然な旨みが強いタクアンを浸けたのです。


とりあえずすぐに食べたい分は、食べる厚さに切り、数分分程度で食べてみました。
黄色の調味料が大量に流れだしてきました。
甘さも不自然な旨みも、ずいぶんと緩和されました。

まるごと買ってきたので、その他の分はまるのままですが、しっかりと抜くために浸けておきました。

しっかりと抜くには、ある程度抜けてから、一旦塩水を取り替えたほうが良いようです。
≪注意≫
ほとんど化学調味料だけで味付けされたタクアンの場合、大根本来の味や旨みは抜けないのですが、それ以外のいわゆる味付け部分がそっくり無くなってしまいます。
大根の味はするけれど・・・と言った状態になります。
だから、軽く浸けておいて少し味を残しておく(結構おいしくなります)か、またはしっかりとキツイ味を抜いて新たに味を付け加えるといいでしょう。
味が足らなければ、食べるときに醤油やだし醤油をかけて食べるのも良いでしょう。生姜の絞り汁をかけて食べるのも良いアイデアです。


正しい『(塩漬けした)干物の塩抜きの方法』を知っておけば、どんなタクアンを買ってきても平気です。
塩気も甘みも化学調味料も、強ければ抜けばいいわけです。

もし、少し塩の効いたタクアンを食べたくて買ってきたのに、甘いタクアンだったとしても、平気です。
一旦甘みを抜いて、少し濃いめの塩水につけておけばいいわけです。


今回は、伝統的な料理方法の転用でした。では、また。