最近、時代劇がまた見られるようになって嬉しい。 今回見た「13人の刺客」もひさびさの大型時代劇で面白かった。 冒頭から痛そうなシーンから始まり、殿様の残虐さを語るエピソードに、互いに手の内を知り尽くした刺客側と殿の家臣との頭脳戦、最後の大迫力の格闘シーン、どれもよかった。


 が、クライマックスの格闘シーン、ひとつ凄く不自然なツッコミどころが‥


 ターゲットである殿と、それを護衛する数百人もの精鋭部隊。 それをトラップに誘いこみ、屋根の上からいっせいに矢を浴びせる。 そして、13人の刺客が現われ、名乗りをあげる。 最高にカッコイイ! 


 次の瞬間、まだ沢山矢が残っているのに全員が弓矢を捨てて、刀を抜いてわざわざ下に降りたのである。 いかにも「斬ってくれ。」なシュチュレーション‥ 相手は数百人の精鋭部隊、どう考えても不利である。 しかも、ターゲットは超大物、今回取り逃がしたら永久に次の機会は来ないに、なぜ、そこで弓矢を捨てたんだ!!


 案の定、若手から次々にやられてしまう。 殿にたどり着く前に全員やられたら洒落にならない。 だいたい、訓練の時に「実践では手段は選ぶな。どんな手でも使え。」と言っていたのに。 まあ、映画だから最終的には殿にたどり着いて本懐を遂げて、結果オーライ。 仮にここで生き延びても、大物に刀を向けた時点で全員生きて故郷に帰れるわけはないんだけど。



 ラストのあの人に関しては、わたしは『タヌキの幻術』だったと解釈してます。


 DVDでも面白いけど、時代劇の殺陣はスクリーンで見るのが最高!


 藤原達也は映画ではこんな役ばっかり! どうしても学習能力のない『七原シュウヤ』に見えてしまう。

そもそもバトルロワイヤルは弱者を利用して切り捨てる社会への怒りがテーマなだけに、その主演がこんな役ばっかりでいいのかな?って個人的には思ってしまう。


 さて、映画本編はというと、のっけからフラグ・ネタバレありでした。 10体のインディアン人形の「そして誰もいなくなった」のトリックとか、冒頭の説明を聞くと想像できそうなことが予定通り起こっていました。 


 この映画には”サスペンスの女王”こと片平なぎさが出演していましたが、勘が良すぎて事態を悪化させる役回り、個人的には船越栄一郎を持ってきたほうがもっとはまったかも。


 見た後で知ったんだけど、この作品、原作とはかなり相違点があるらしく、参加者も10人ではなかったらしい。 原作のほうは面白いらしい。



 映画の感想:サスペンスにしては、オチが読めすぎ。 スクリーンじゃなくてもDVDで十分楽しめます。