10月になった。杖なしの二足歩行をするようになって3ヶ月が無事に過ぎた。いまだに見た目で蒲鉾形になっているような車道の路側帯とかはちょっと苦手だ。でも左下がりだとあまり気にならないので、やはり右脚がごくわずかに短くなっているのだと思う。平らな廊下を歩いていて、時々左脚を前に出すときに床を擦ってつまずいたようになるのも、右脚が少し短いせいなのだと思う。自分で鏡を見ても、スラックスの裾を見ても気づかないほどだが、これは慣れないと仕方ないのだろうか。
今日、土曜の午後はいつものトレーニングジムへ行ってきた。お盆休みの間にマシンが新しく変わっていて、まだ試していないマシンもある。その中に正確な名前は分からないが、股関節の内転筋や外転筋を立った姿勢で鍛えられる新しい形状のマシンがある。目新しいせいか誰も使っていないので毎回使っているが、これがなかなか良い。
ちょっと言葉でうまく説明できないが、立って右脚を真横に水平に開いた状態からサッカーのサイドキックで左方向にパスを出すような感じで右脚を下へ振り下ろして、そのまま軸足の左脚を越えて左へ振り出す。この間ずっと負荷がかかる鞍馬が内股にあって、自分で決めた荷重がかけられる。最初はこわごわ試していたが、今日は45kgかけても大丈夫だった。両股関節を同時に開閉するアダクションやアブダクションでも同じくらいイケているので、ほぼ骨折前に戻ってきた感じがする。
でも、トレーニングを終えて着替えるとき、いまだに右脚の片足立ちで履き替え動作が不安定になる。股関節と膝周りのインナーマッスルが足りていないのかな、と思うのだが、それを鍛える方法がもうひとつ分からない。大腿四頭筋とハムストリングは骨折前の負荷まで戻せたが、やっぱり骨に埋め込まれたスクリューやプレートが何か邪魔をしているのだろうか。こればかりはX線でもMRIでも見られる差ではないので、あとは自分の勘で戻して行くしかないだろう。
片足立ちで不安定なようでは、もっと素早い対応が求められるスキーなんておぼつかない。スポーツの能力には、きっとこういうインナーマッスルが実は重要なのだと、ケガをして初めて気づいている。