大腿骨頸部 骨折 松葉杖 -26ページ目

大腿骨頸部 骨折 松葉杖

2014年8月3日キャンプの夜、岩場へ転落…56歳が大腿骨頸部の完全骨折から回復できるか…6年経って新たな展開に

新年度になって職場も忙しくなった。ところが今週月曜、早朝いきなり腹痛に見舞われた。最初は前夜に食べた天ぷらが多かったので胃にもたれたのだと思った。みぞおち辺りに痛みがあったからだ。なんとか職場に行き仕事をこなしていたが、午後になってどうにも我慢できなくなり早退した。

家に戻り、横になって腹をあちこち押してみると、痛い箇所が右脇腹のほうに移っていることに気づいた。押したときも痛いが、離して戻ってくる時も痛い。それに歩くときの振動も腹の痛みを誘う。下痢の症状はまったくない…ずいぶん特徴のある腹痛だったのでネットで調べたら急性虫垂炎(いわゆる盲腸)の疑いが強まった。

いつもなら胃腸薬で誤魔化してしまうのだが、整形外科で世話になっている大学病院に電話すると空きベッドがないということだったので、今回は赤十字病院に電話連絡してからタクシーで駆けつけた。超音波やX線、CTに血液検査と一通り検査した結果、やはり虫垂炎に間違いないだろうという診断だった。ただ、この先、悪化するかどうか不明なので、ひと晩、抗菌剤の点滴で様子をみて、悪化するようなら手術、治るようなら経過観察ということになって、即刻、入院になった。新年度で仕事が…などと逃げようにも逃げられない。

夜中、突然40℃まで発熱したり、抗菌剤の点滴でも一向に腹痛が改善する様子はなかった。結局、翌朝には緊急手術ということになった。骨折から20ヶ月、再び手術台で腰椎麻酔を受け、でも今回はプロポフォールでは眠らせてくれなかったので、後半、少し上腹部に痛みを感じながら1時間ほどの摘出術を受けた。取り出された虫垂は赤黒く、もう少し遅ければ腸内容物の漏出が起こっていただろうという状態の悪さだった。

九死に一生を得て、今まだ入院している。でもこの救急病院はなかなか考え方も新しく、火曜の手術でも金曜に退院できるらしい。今日の水曜は手術後1日だけれど、朝から水分補給や歩き回りも許可され、夕食は柔らかい普通食になった。明日にはシャワーも浴びられるらしい。ベッドで寝起きする時に3針縫った右脇腹は痛むのだが。

急性虫垂炎も痛かったが、大腿骨骨折の痛みに比べれば我慢できないほどではない。手術前に看護師から「最大の痛さを10として、いくつぐらいの痛さですか?」と尋ねられて控え目に「4か5」と答えたら結構、驚かれた。脂汗が出て動けないような骨折に比べれば、お腹の神経はそれほど敏感ではないのだろう。だから悪化しても気づかないのが怖いと今回は悟った。

やはり年齢のこともあり、ひとつのケガや病気に捕らわれていると、予期せぬ病魔が迫っていることがあるものだと、肝に銘じておきたい。でも、これだけ検査したから今年はもう人間ドックはいいかな…