新年度、いきなり襲われた急性虫垂炎。結局、その週の月曜に発症、火曜に手術だったが、土曜の朝には退院できた。その後も翌週の月曜に抜糸。普通の生活にも戻り、その1週間後の今日に血液再検査をして、特に異常がないので治療は終了となった。全治2週間。骨折に比べたら、なんと回復までの早い病気だろう。現代医学に感謝、感謝である。
そんな間に熊本で震災が起こった。九州は地震が少ない…そんな俗説を根底から覆すように、何度も何度も大地が振動した。あれほど多くの地震が短時間に誘発されるのを聞いたことがない。それに後から突然に襲う本震なんて、誰が予想できただろう。
もちろん現地の方は皆さん大変な思いをしておられることだろう。ただ、2年前と今月に入院して苦しんだ身からすると、病院で手術や治療を受けている患者さんたちは、本当に生きた心地がしなかったろうと思う。水も電気も食料も、病院だからといって十分な備えがあるとは限らない。そんな患者さんたちの苦労をひっそりと想った。
今回たまたま日赤で治療、入院をしたので、今日の再検査で訪れたとき、義援金を送ろうと思って行った。熊本は後輩の任地でもあり、何度も訪れたことがある。でも病院の受付には何も見当たらなかった。思わず総合受付の人に尋ねてみたら、「ネットで登録して、郵便振替や銀行振込で送金してください」という。これも時代か、妙に冷静な言葉と整然と病院を行き交うご年配の方々の姿に、その向こうにあるテレビの映像が重なり、日常と非日常の境目を見た思いがした。
たった20余年で三度も震災を映像で体験してしまった。明日は我が身、と思うように心がけたい。